令和6年度関西学生女子秋季1部校学校対抗戦
9月17日、18日、芦屋カンツリー倶楽部にて令和6年度関西学生女子秋季1部校学校対抗戦が行われた。2回生のときから主将を務める佐々木(商3)を含め、村田(理工3)、谷本(スポ2)、佐川(同女1)、小林(同女1)、原田(スポ1)の6名で2日間を回った。初日は快進撃を魅せ暫定首位につけるも、2日目でショットが乱れ5位まで転落し今季の幕を閉じた。
ゴルフ部女子が団体として急成長したのは佐々木が主将に就いてからだ。長らく結果が出なかったゴルフ部女子をまとめ上げた。さらには今年に経験者が多数入学。そしてついに春季2部を勝ち抜き悲願の昇格を果たした。
初日、全メンバー初めてとなる1部の舞台でのゴルフで他大学に衝撃を与える。小林、谷本はそれぞれ74ストロークと73ストローを記録し、注目のルーキー佐川が72ストロークで回った。すると佐々木が主将の意地を見せり。なんと個人成績でも1位につける67ストローク。チームとして1日目の最終スコアは合計スコア286で2位と3打差をつけ暫定1位につけた。また、佐々木は、2日間最も良いスコアを残した選手に与えられる最優秀選手賞の候補筆頭となった。
しかし最終日、初日の勢いが失速する。暫定1位の同志社だったが最下位と6打差で逆転されてもおかしくない状況だった。追う側から追われる側に変わったことでのプレッシャー。首位を守ることへの緊張感のせいか選手たちのショットが乱れる。この日ストローク数が70を切る選手は現れなかった。佐々木と谷本がそれぞれ74ストローク、佐川が77ストローク、小林が78ストロークで合計スコア303。大きくスコアを落としてしまい最終成績は5位となった。
初日の良い流れを次の日に持ち込めず、スコアを落としてしまった佐々木組。しかし選手たちは落単よりも希望を見ていた。それは初の1部の大舞台にして、チームとして噛み合えば優勝をも狙える実力だとわかったからである。「春リーグに向けてみんなで練習して高め合えば、良い成績を残せるチームになる」(佐々木)。1部昇格から全国出場と思い通りには行かなかった。だがメンバーにはラストイヤーだった選手は1人もおらず、チームは成長するばかり。佐々木組3年目の挑戦に期待が募るばかりだ。(中嶋理博)