体操競技部
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【体操競技部】西カレで東本が優勝、宇野が3位入賞!

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5月31日〜6月1日にかけて、第73回西日本学生体操選手権大会(新体操の部)が行われた。同志社からは男子3人、女子8人の選手が出場。男子個人の部では東本(スポ3)が優勝、女子個人の部では宇野(スポ1)が3位入賞を果たした。

全日本インカレへの切符を懸けて挑んだ今大会。男子は東本、福島(理工2)、北川(商1)の出場選手全員が全カレへの出場権を獲得した。

中でも、存在感を光らせたのは東本だ。1種目のスティックでは、体全体を使うしなやかな動きで観客を魅了。華麗に宙を舞うタンブリングを成功させ、圧倒的な実力を見せつけた。続く種目は、今大会が新作・新曲の初披露となったリング。3音の鐘の音が会場に響き渡り、観客の視線をすぐさま独占すると、「ミッションインポッシブル」の楽曲に合わせた力強くダイナミックな演技を披露(ひろう)。1日目終了時点での合計点は37.125で首位に君臨した。

2日目に行われたロープでは、軽快でリズミカルなステップを見せ、楽しげな曲調を表現する。しかし、他の種目と比べるとふるわず、東本は「投げや操作でのズレが多く出てしまい、納得のいく演技にはならなかった」と振り返った。最終種目のクラブでは、情熱的な演技で観客を惹き付け、堂々の1位を獲得。圧巻のパフォーマンスで締めくくり、総合得点73.225で西カレ3連覇を達成した。「全日本インカレでは4種目ノーミスで自分のベストを出せるように守りに入らず攻めた演技をして、完全優勝したい」。次に目指すは、昨年果たすことが出来なかった全国優勝。西の王者が全国王者へと名を変える日はそう遠くない。

女子は、宇野、長尾(スポ2)、加波(スポ1)、小宮山(神1)、前田(同女3)が全カレへの出場権を獲得した。

中でも、しなやかな演技で存在感を光らせ3位に輝いたのは宇野。「全日本インカレの予選でもあったので、この試合で自信をつけたいと思った」。1日目に行われたボールでは、曲に合わせたステップや華麗な動きを披露。しかし、ノーミスで踊ったものの実施点が伸びず6位で終える。続くフープでもダイナミックな表現でミスなく1本を踊りきり、22.200と高得点をマーク。初日終了時点で4位に食い込み、2日目を迎える。リボンでは最初の投げで落下。しかし、そこから立て直し柔軟性のある動きで観客を魅了した。最終種目のクラブでは中盤に手具が手からこぼる。だが、持ち前のしなやかな演技で踊りきり83.300点で総合3位で終了。「満足いく結果ではなかった」。しかし、1年生ながら西の舞台で活躍をみせた。次の全カレではさらに技術を上げた姿をみせる。

全日本出場を決めたが8位で終わり悔しい思いをしたのは、前回準優勝の長尾。「いかに印象強くトップ争いに食い込めるかを考え挑んだ」と去年よりハイレベルな争いに不安を抱いていた。1日目のフープでは音楽に合わせたキレのあるステップを披露。さらには大技を全て成功させ高得点をマーク。ボールでは中盤でキャッチできず落としてしまう。しかし、最後の投げ技を成功させ堂々した姿で演技終了。40.900点と9位で1日目を終えた。

2日目はクラブとリボン。クラブでは体全体を使いダイナミックに表現。しかし、踊りの途中手具が手からこぼれてしまう。その後立て直すも13位で最終種目のリボンを迎えた。リボンでは大きなミスなく観客を惹きつける演技を見せ笑顔で終了。総合77.600と8位で西カレを終えた。「4種目まとめることの難しさを改めて感じた」。今大会で感じた悔しさを糧に自分にしかできないダイナミックで質の高い演技ができるようより一層練習に励む。

圧倒的な強さを見せつけた東本を始め、すべての選手がそれぞれの目標に向かい挑んだ西インカレ。8月に行われる全カレではより一層輝いた姿を見せてくれるだろう。(家村有多、西村早智)

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