5月5日、2024年度関西学生ハンドボール春季リーグ戦が関西福祉科学大学(大阪府)で行われた。相手は大阪体育大学。毎年連敗している強豪との一戦。同志社はバックチェックの意識を高めることをチーム内で話し合い、試合に挑んだが大体大に圧倒的な実力さを見せつけられ20対46で敗北を喫した。
前半45秒、先制点は大体大に奪われる。その後も大体大の隙のない攻撃とフィジカルの強さに苦戦し連続8得点を許した。なんとか1得点を取り返したい同志社は前半5分、葛谷(スポ2)がネットを揺らす。続く前半12分に今谷(スポ3)が息のあったパス回しの末、サイドシュートを決めた。徐々に点差を縮めていく同志社ではあったが、ディフェンスから攻撃の流れを作れない時間が続いた。しかし、前半22分に矢田(スポ1)がチームを勢いづけるロングシュートを放つ。連続3得点を挙げ10対20で前半を折り返す。
迎えた後半。またもや前半21秒に先制点を献上される。しかし49秒に鍋島(商2)が相手の隙を突きステップシュートを決める。さらにペナルティシュートを獲得し徐々に点を重ねていくもパスカットされてからの相手に速攻で点を許すなどのミスが多発し、試合は終始相手ペースとなった。同志社も離されまいと奮闘の姿勢を見せる。だが大体大の猛攻を抑えることはできない。後半13分から連続7得点を許し、同志社は後半17分にタイムアウトを要請。タイムアウトで心を入れ替えた同志社は矢田(スポ1)がロングシュートを決めるなど、粘り強い姿勢を見せつけた。続く後半27分には今谷(スポ3)がステップシュートを挙げ終盤は格上相手に引けを取らない戦いぶりを披露したものの離れた点差に追いつくことはできず20対46で試合終了。
「終始相手に圧倒されてしまいました。その中でも普段出場機会の少ないメンバーの得点や良いプレーがあったので、これからの試合につながる内容だった」(堀)。と主将の堀が試合に振り返った。格上相手に勝利を勝ち取ることはできなかった。しかし、同志社らしいプレーで点を獲得することができ手応えを感じた今試合。春季リーグは残り3戦となった。1点1点を大切にし、着実にシュートを決め続けろ。(撮影・文責小野里律子)