5月12日、2024年度関西学生ハンドボール春季リーグ戦が関西大学(大阪府)で行われた。相手は関西大学。前半を14ー14と同点で折り返し、後半は序盤に同志社ペースの流れを掴みリードするも終盤に逆転を許し、24ー27で敗北を喫した。
試合を動かしたのは関西大。前半28秒に先制点を許す。流れは関西大に。同志社側の反則でペナルティシュートを与え、連続4得点を浴びる。さらに前半16分に堀(スポ4)の反則で退場が決まった。試合の序盤でエースであり、主将の堀なしの試合は春季リーグ戦初めてであった。「自分がいなくても後は任せられるチームメートだから託した」(堀スポ4)。と試合後に振り返った。同志社はそんな状況の中でも堂々たる姿勢を見せ、猛反撃をした。前半22分に山道(スポ3)がリバウンドシュートを放ち、続く鍋島(商2)もステップシュートで得点を重ねていく。オフェンスだけでなく、ディフェンスを意識した試合展開を繰り広げ、何度もパスカットに成功。前半24分にはルーキー矢田(スポ1)が速攻に繋げ14ー14の同点で前半を折り返す。
迎えた後半。後半1分に川野(スポ3)が先制点を挙げチームを勢いづける。2得点差という僅かな点差ではあったが数分リードを守っていた同志社。しかし試合が大きく動いたのは後半18分からであった。後半18分に同点に追いつかれ20ー20に。後半19分に関大の反則によってペナルティシュートを獲得し、追加点を挙げるも相手の速攻で同点に。21分には逆転を許し連続3得点を献上し21ー23。1点ずつ着実に得点を返していきたい同志社は23分に山道(スポ3)が速攻を決め、1点差に。しかし、パスミスが多発する上にペナルティシュートを与え、なかなか同点に追いつくことはできなかった。試合終了のホイッスルが鳴るまであと5分。相手からこぼれ落ちたボールを必死に奪い取り、常に攻撃の体制へ食らいつくが、後半25分から相手の猛攻を止めることができず24ー27で試合終了。
春季リーグ戦は残り一戦となった。現段階は9戦4勝4敗。リーグ3位か4位を争う段階にいる。リーグ最終戦を笑顔で締めくくるべく、次戦の近大戦へ挑む。(文責・撮影小野里律子)