令和6年度関西学生ハンドボール選手権大会
9月16日、京都産業大学にて、令和6年度関西学生ハンドボール選手権大会が行われた。同志社は龍谷大と対戦し、32ー17と大差をつけ勝利を収めた。秋季リーグ戦が開幕されてから3連敗が続いていた同志社。「今4試合目で3試合負けが続いていて、まだ1勝もできていない状況だったので今日はなにがなんでも勝ってこれから勢いに乗れるように相手のペースに合わせず自分たちのやるべきことをしっかりやれるようにした」(堀スポ4)。今試合こそ白星を掴むべく、全員が闘志を燃やし挑んだ。
前半3分、矢田(スポ1)が先制点を挙げる。続く同7分に鍋島(商2)が相手のディフェンスを果敢に押しのけ点を決め、上々の立ち上がりを見せた。しかし同15分に同志社側の反則を許し、ペナルティシュートを与えるも、GK榎本(スポ3)の好セーブで得点を許さない。同16分にバウンドシュートで6点目を献上されたが、26分までの10分間はパスカットに成功するなど堅いディフェンスを見せつけた。前半終了間際の同29分に葛谷(スポ2)がディフェンスからの速攻を決め、14ー9で5点のリードを守り前半を折り返す。
迎えた後半。後半3分、先制点を篠原(スポ2)が決めると流れは同志社に。相手の反則でペナルティシュートを獲得し、着実に点を重ねていく。敵陣のコートを広く使い、テンポのよいパス回しが続く。同15分に山道(スポ3)からパスを受け取った田村(スポ3)がサイドシュート放ち、試合は完全に同志社ペースになった。続く同23分に相手シュートのピンチを招くも、ディフェンスからの攻撃展開を作り得点を許さない。その後も川野(スポ3)を初め、連続8得点を獲得。ハイプレッシャーで相手の得点を阻み隙をついた攻撃でさらに17点差を広げ、圧倒的実力を見せつけた。その後3得点を献上するも、32ー17で試合終了。
「しっかりデフェンスだったりオフェンスで自分のやるべきことをやって流れをこの試合の中で作れたのでそこが良かった」(堀)。今リーグ戦初白星を挙げた同志社。一人一人が自分の役割を全うし、勝利へと導いた。この流れを断ち切らず、次戦も勝利で収められるよう努力を積む。(小野里律子)