4月9日、関西学生ハンドボール部春季リーグが関西福祉科学大学体育館(大阪府)にて行われた。相手は関大。前半は拮抗(きっこう)した展開となるも、ミスが重なりリードを奪われる。後半立て直しを図るも主導権を奪うことができず、25対34で黒星発進となった。
試合後の選手たち
新体制で迎えた春リーグ初戦。主力選手のケガによりスターティングメンバーが変更となった。「他の子にチャンスを与える良い機会」(新垣・文情4)。万全の状態ではないものの、競合相手に気劣りすることなく立ち向かおうとチームを鼓舞し、初戦を迎えた。
声援を送る選手たち
先制点を決めたのは同志社。開始1分市場(商・2)が得点を奪う。そのまま得点の取り合いが続き伯仲した展開に。しかし前半15分、試合が動く。関大が連続で3点を奪い流れをつかんだ。「粘れなくて点差が開いたのが負けに繋がった」(新垣)。そこから徐々に点差が開き、12対16で前半が終了。4点ビハインドで後半を迎えた。
シュートを打つ新垣
得点を決める肥後(経4)
なんとか点差を縮めたい同志社。関大相手になんとか食らいつこうとするも、5連続得点を奪われ後半11分で10点差をつけられる。「なんとか自分たちに流れを持ってこよう」とタイムアウトで話し合いコートに戻った同志社。すると関大にイエローが発生し、同志社に有利な状況に。キーパーがいない隙を狙いロングシュートを決めるなどして、徐々に点差を縮めることに成功。しかし完全に流れをつかみ切る前に試合が終了。25対34で初戦を落とした。
今回の敗因を「決定率の高さ」と振り返った新垣。今試合のシュート成功率は5割をきっており、ミスが目立ったことが課題として浮き彫りとなった。次戦の大体大戦で課題を克服し、同志社らしいプレーで初白星をつかみとれ。(柴田菜々子)