4月29日、関西学生ハンドボール部春季リーグ第4戦が天理大学杣之内第1体育館(奈良県)にて行われた。相手は天理大。昨シーズン8点差で敗北を喫した相手に、32対28で勝利し春リーグ2連勝を収めた。
声援を送る選手たち
開始の立ち上がりに失敗し三連続で得点を奪われた同志社。しかし流れを完全に奪われることはなく三連続得点を奪い返した。前半8分までは1、2点を同志社が追いかける展開に。しかし市場(商2)の得点を機に流れが同志社へと動いた。そのまま梅村(商3)のシュートで同点に並び、市場のペナルティシュートで勝ち越すとそのまま4点差まで天理大を突き放した。勢いを落とすことなく前半が終了。17対12と5点リードで前半が終了。
シュートを放つ市場
ガッツポーズをする梅村
点差は0だと考え、さらに点差を離すつもりで入ろうとハーフタイムで声がけをし、迎えた後半。先制点を奪った同志社は主導権を握り続けた。「ディフェンスの3枚目が相手のエースに対して良い牽制をした」(新垣・文情4)。村上(心理4)の活躍もあり相手に流れを持っていかすことなく、一時は9点まで点差が開いた。しかし、前回の試合でも課題となった体力不足が今回も顕著に現れる。さらに後半同志社から負傷者が出ると点差が徐々に縮められた。「前半の点差があったから逃げ切れた」(新垣)。前半の分の点差の貯金が大きく、4点差で逃げ切った同志社。春リーグ2連勝を収めた。
村上(左)と上村(スポ健2・右)
ここまで2勝2敗の戦績を収めている同志社。目標とする春リーグベスト4以内に入るにはここからの負けは許されない。「相手も強くなってくるけど一点でもいいからまずは勝つことを目標に頑張る」(新垣)。残りのリーグ戦も白星をつかむべく、チーム全員で走り抜ける。(柴田菜々子)