2024年度関西学生ハンドボール部春季リーグ男子1部
5月12日、関西学生ハンドボール部春季リーグ男子1部第8戦が関西大学千里山中央体育館(大阪府)で行われた。相手は昨年の秋季リーグ戦で5位の関西福祉科学大学。「ベンチ外の選手の気持ちも背負って責任持って戦おう」(野崎・理工4)。これまで7戦6敗で、負けると入れ替え戦が確定してしまう今試合。負けられない一戦が行われた。しかし結果は25-33で敗北。この結果、一部リーグ9位以下が決定し入れ替え戦行きが確定した。
先制点を福科大に許すも前半2分鈴木(商2)がロングシュートを決め取り返す。
ロングシュートを決める鈴木(商2)
しかし、相手の固いディフェンスに苦戦。序盤から1-5と点差をつけられてしまう。前半6分、向井(スポ4)が2連続得点を決め反撃するも、相手のオフェンスに対応することができず、流れを掴みきれない。
シュートを決める向井(スポ2)
常に5点を追いかける展開となった。前半16分、途中出場した市場(商3)が速攻で点を決めるとその後も、巧みなパス回しやセットプレーでチームを勢い付けた。
シュートを決める市場(商3)
しかし、相手の反則で得たペナルティシュートを2度外すなどチャンスを掴み切ることができず、11-16で前半が終了した。
ハーフタイムではディフェンスを徹底し、相手のキーマンである13番を抑えるためにマンツーマンを付けることと、気持ちで負けないようにしようということを再確認した。
ハーフタイムの様子
続く後半。相手の13番にマンツーマンを付けて対策を取ると相手は7人攻撃を始めた。7人攻撃とは、キーパーの代わりにコートプレーヤーをもう1人加えて攻撃する戦術である。この戦術に対応することができず3連続得点を許すと後半10分、同志社はタイムアウトを要請した。しかし、タイムアウト明けの後半11分から同志社の反撃が始まる。両サイドの上村(スポ3)と松下(スポ3)が大活躍。相手のディフェンスを分散させ、シュート機会を増やすことに成功し、後半の序盤では2人合わせて9点を挙げた。
サイドシュートを決める松下(スポ3)
サイドシュートを決める上村(スポ3)
さらに後半17分、7人攻撃を続ける相手がエンプティゴールとなっているところを山下(文情4)がエンプティシュートを決めると声援は盛り上がりをみせた。同志社の流れになったところで相手がタイムアウトを要請した。
シュートを決め喜び合う山下(文情4)
一時は同点に追いつきそうな展開であったものの、1対1のディフェンスで簡単に抜かれてしまったりミスからの失点が増加。徐々に点差を離され、25-33で敗北を喫した。
この結果により春季リーグ8戦7敗となり入れ替え戦が確定した同志社。「入れ替え戦に向かうために、次は大事な一戦。今日勝ちきれなかったのを取り返すような形で勝ち点を取りにいく」(野崎・理工4)。次戦の京産大は何としてでも負けられない。良い流れで入れ替え戦に臨めるよう、同志社のプライドをかけて勝ちに行く。
(撮影・文責 : 木田恋菜)