関西学生ハンドボール秋季リーグ戦
9月28日、関西学生ハンドボール秋季リーグ戦が立命館大学衣笠体育館で行われた。相手は春季リーグ戦第1部で10位の京都産業大学。関西福祉科学大学と桃山学院大学に敗北したことから全日本インカレ出場は叶わないことが確定した同志社。しかし、集大成として確実に勝ち締めくくりたいと京産大戦に臨んだ。
先制点を奪われると、流れは相手のペースとなった。速攻で走り勝つという作戦を実行することができず、連続失点。焦りからディフェンスの際に反則とみなされ2分間の退場となり、コートプレイヤーが減るなど、相手にチャンスを与えてしまった。前半18分、3連続失点したところで同志社がタイムアウトを要請した。タイムアウト明けにはエースの梅村(商4)が確実にシュートを決め、くらいつく。
シュートを放つ梅村(商4)
さらに前半23分、平(商3)が速攻で点を決めると、全身で喜びを表した。
点を決め喜ぶ平(商3)
さらに、市場(商3)が相手のディフェンスを崩しシュートを決めるなど応戦するもリードすることはできず、9-13で前半を終えた。
シュートを決める市場(商3)
「試合の入りが悪く、ミスが多くなり流れを掴むことができなかった」(野崎・理工4)。
格下相手に4点のビハインドで迎えた後半。同志社の反撃が始まった。後半1分、根間(経3)がシュートを決め流れに乗る。走り負けないスピード感のあるプレーで相手を圧倒。4連続得点し、後半5分、根間(経3)がシュートを決め15-15の同点に追いついた。
ガッツポーズをする根間(経3)
さらに追加の2点を梅村(商4)が決めると流れは同志社に。
後半12分、市場(経3)がシュートを決めると同時に相手の反則を誘い、相手のコートプレイヤーが1人少なくなるという好機を演出。そのチャンスを逃さず山下(文情4)がエンプティシュートを決めると会場は歓喜に包まれた。
シュートを決め笑顔を見せる山下(文情4)
同志社の反撃は止まることなく、25-20で勝利を収めた。
「ハーフタイムで酒井監督にもここは気持ちだぞと仰っていただいて、気持ちを切り替えて後半の入りを想像以上によく出来た」(野崎・理工4)。
一時は不穏な空気が流れた前半戦ではあったがら後半に立て直す修正力が発揮された。
次戦の相手はは西日本インカレ王者の大阪体育大学。「自分たちがやってきたことが正しかったと確認したい」(野崎・理工4)。春季リーグ戦から確実に成長を遂げた同志社。次戦の相手はは格上であるが、実力を最大限発揮したいと挑む。
(木田恋菜)