
令和7年度西日本学生ハンドボール選手権大会

試合前の様子
8月12日、令和7度西日本学生ハンドボール選手権大会1日目が福岡市総合体育館で行われた。春季リーグ戦を終えてから、ディフェンスからの速攻というスタイルを強化するため、ディフェンスの完成度を高めてきた。リーグを突破し全日本インカレへの切符をつかむべく、初戦の九州共立大戦に臨んだ。
「部員45人いる中で、出場メンバー16人、登録メンバー25人という出れないメンバーの苦しさを分かりながら全員で戦う気持ちを持とう」(上村・スポ4)。緊張感が漂うなか、全員で戦い抜き21-11と大差で勝利した。

シュートを決めた根間(経4)
前半2分、谷口(商4)の好セーブからの速攻で根間(経4)が先制点を決める。

ガッツポーズをする谷口(商4)
さらに前半6分、上村(スポ4)がサイドシュートを確実に決めると、市場(商4)が続いて点を重ね好スタートを切った。

シュートを決める上村(スポ4)
1点を取られるも、松下(スポ4)が速攻で点を決め取り返し、流れを渡さない。前半12分、6-1の5点差がついたところで九州共立大がタイムアウトを要求した。
その後も、途中出場した鎌倉(生命医科1)がシュートを決めると、より一層盛り上がりを見せた。 「自分たちがやりたかったディフェンスからの速攻が出来て、合格点以上のディフェンスだった」(上村・スポ4)。中盤になり早い試合展開となるも固い守備で守り抜き、前半を10-4で折り返した。

左から間瀬(スポ2)と向井(スポ3)
続く後半も、勢いは止まらない。後半5分から8分にかけ市場(商4)が、サイドスローや、相手の隙をつくステップシュートで得点。さらに速攻で3連続得点をあげると全身で喜びを表した。

シュートを決め喜びを表す市場(商4)
また、前半10分、相手の反則で相手プレイヤーが2分間の退場となっている数的有利のなか、根間(経4)がエンプティーシュートを決め、チャンスを逃さない。後半22分には井上(政策4)がペナルティーシュートを確実決めるなど、終盤も4年生を中心に強固な守備と果敢な速攻で相手を翻弄(ほんろう)。

ペナルティシュートを決める井上(政4)
試合終了間際、途中出場となったゴールキーパーの宮脇(政策1)が好セーブを見せるとガッツポーズで喜びを表した。試合終了の合図が鳴り21-11で勝利。選手たちは笑顔と安堵の表情を浮かべた。

ガッツポーズをする宮脇(政策1)
「勝因は気持ち。45人全員が気持ち一つに誰一人油断することなく戦うことができた」(上村・スポ4)。

試合後の様子
試合前のアップから全員が意識を高めたことが勝利に繋がった。次の相手は松山大学。全日本インカレ出場権獲得に向け大事な一戦を勝ち切りたいと次戦に臨む。
(撮影・文責)木田恋菜