居合道部
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【居合道部】西日本優勝!

 10月16日、同志社大学デイヴィス記念館(京都府)で第33回西日本学生居合道選手権大会が行われた。選手権の部では野村(理工3)が優勝、加藤(GR4)が3位に入賞、二回生の部では白井(社2)が優勝するなど、輝かしい功績を収めた。

 本校開催とあって、選手みな気合十分で迎えた。最初に行われた1回生の部・集団演技では、見事な演武を披露。染田(文情1)、儘田(心理1)、山本(GC1)、岸本(同女1)が優秀演武賞、神成(文1)、安田(文1)、上原(同女1)、が敢闘賞を受賞するなど、日頃の成果を十分に発揮した。

 続く二回生の部。白井が順調に勝ち進み、準決勝に駒を進める。勝ち進むにつれ、募る勝利への使命感。冷静さと緊張感を適度に維持し、今のベストを尽くすべく演技に挑んだ。

優勝を果たした白井

 強豪・京大の選手にも負けず、審判の評価を全て獲得すると、いざ決勝戦へ。「間が命の居合で動作の重さを意識しつつ制限時間を越えないように気を付けた」(白井)。時間にも気を配りつつ、丁寧に技を決めた。正式な試合でのトーナメントは初めてだったにもかかわらず、見事優勝。気を引き締め、楽しみながら勝利を収めた。

 迎えた選手権の部。「全員入賞」を部の目標に掲げ、運命の決戦に挑んだ。昨年と今年の主将・副主将を筆頭に、3回戦までは順調に勝ちを収めていく。

技を決める黒澤(スポ4)

 4回戦では、加藤と多那瀬(文3)の対決も見られるなど、熾烈な戦いが繰り広げられる。近づく優勝への道のり。指先まで神経を張り、最後まで丁寧に技を披露していく。「一つ何かに集中するということを目標にして、その軸が絶対にぶれないように練習してきた」(野村)。募る緊張感にも負けず、練習通り軸を意識して取り組んだ。

 たどり着いた準決勝、野村と加藤の同門対決に緊迫した空気が流れる。優勝への執念はどちらも負けていない。5本の技を決め、評価は赤2・白1。野村が上回り、加藤はここで3位入賞が決定。野村は決勝戦へ勝ち上がった。

3位入賞した加藤

 2回生の部に続き、またしても京大との戦いとなった。これまで優勝だけを目指し、がむしゃらに練習を重ねてきた。緊張感も楽しみに変え、一心不乱に演武した結果、西の王座は野村の手に。主将としての責任感もはねのけ、見事な成績を収めた。

 勝利へ貪欲になり、目の前の演武に向き合った今大会。多那瀬、黒澤も優秀演武賞に選出され、ベスト8のうち、4名を同志社が占めるなど、他大を圧倒する強さを見せつけた。

優秀演武賞を受賞した多那瀬

 

 次に控えるのは1年間の集大成である全日本選手権大会。「次は東の敵も増えるが、絶対に負けない。今回負けた野村にも負けずに優勝したい」と加藤は意気込む。去年の全日本で主力の4回生の頼もしい背中を見て育った野村は、「今年その雰囲気を後輩に見せてあげるのは僕の役目だと思う。そこで優勝して、後輩に背中を見せてあげたい」と語った。

優勝した野村

 来る全国の大舞台。今年も強い同志社を見せるべく、残りの1か月半、一人一人が勝利を目指し日々の稽古に邁進していく。【文責:伊藤千遥、写真:小野理沙】

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