第73回関西学生氷上競技選手権大会
6月20日に関西大学たかつきアイスアリーナ(大阪府)で今年度初の公式戦が行われた。シードとして出場した同志社は、初戦には関学大との対戦。3−2で勝利を収め、春リーグで好スタートを切った。
第1ピリオド、同志社がパックを奪いリードを見せる。しかし、早くも開始3分に同志社がペナルティーにより退場すると、数的不利な状態で相手の猛追を受けた。ゴールを守り抜くも、そのまま両者譲らぬ展開が続く。試合が残すところ1分、同志社が試合の流れを変える。八巻(法2)、大久保(法1)が隙を狙ったアシストで阿部(商2)にパスを繋げるとそのままシュート。残り50秒で初得点をあげる活躍を見せた。
第1ピリオド終了間際、相手がペナルティーにより退場。迎えた第2ピリオド、5対4で試合が開始した。水橋がシュートを試みると、続けてフォワード陣が攻撃を仕掛ける。相手も引き下がることなく、同様に拮抗(きっこう)した戦いが繰り広げられた。開始17分、相手に主導権を握られると攻め込まれる展開に。相手の打ったシュートを跳ね返すも、パックを押し込まれ同点に追いつかれた。
1ー1で迎えた第3ピリオド、開始7分で阿部のアシストでルーキー大久保がシュート打った。相手に1点の差をつけ、相手に意地を見せつける。2ー1で試合に動きがないまま、残り4分でここで関学大がタイムアウト。試合が再開すると、金山がシュートを決め相手から2点のリードを奪い取った。しかし、残り1分で関学大キーパーはホームに戻り、6人での猛追を開始。キーパーを筆頭にディフェンス陣が堅い守備を作り上げるも、残り30秒で相手にゴールを許した。
追加点を許すも、3ー2で白星を挙げ、決勝へ駒を進めた。「初戦を勝ちで飾ることができたのはすごい良かった」(水橋)。新体制となり迎えた初の公式戦で満足した成績を残し、喜びを表した。23日には強敵関大との決勝戦がある。昨年の雪辱を晴らすべく、優勝を目指して駆け上がれ。(文責・白川愛梨、撮影・岡本和香)