第71回関西学生アイスホッケーリーグ戦
9月29日、関西大学たかつきアリーナ(大阪府)にて第71回関西学生アイスホッケーリーグ戦が行われた。今リーグ3戦目は関大と対戦し、2-7で敗北を喫した。
相手には昨年度の全日本選手権予選で敗北を喫した因縁の関大。今リーグ戦もここまで全勝している実力あるチームだ。関大に勝てば予選1位通過に近づく。期待の高まる1戦に「次に繋がる試合ができれば」(阿部)と挑んだ。
迎えた第1ピリオド。パックを関大が独占し、開始2分で相手が先制点を獲得した。中盤、相手のファールで同志社に有利な場面が訪れるもなかなかゴールを決めることができない。互いに怒涛(どとう)の攻めの姿勢を崩さずパックを奪い合うも、0-1で第2ピリオドへ。
続く第2ピリオド、両者序盤からスピード感溢れる動きを見せた。幾度も勢いのある攻撃を仕掛けるも、シュートが惜しくも入らない。しかし開始7分、相手ペナルティーによるチャンスを逃さず、福井(法3)が岩本(法4)、阿部(商2)のアシストを受けてゴールを決めた。「みんながくれたチャンスで決められて、みんなにありがとうという気持ち」(福井)。1-1に追いついた同志社は、流れに乗りたいところだがリードをつかめない。その後、悔しくも追加点を許し1-2となった。
第3ピリオド序盤、互いに一歩も譲らない展開となり、緊迫感張り詰める空気が会場に漂った。開始8分、3点目となるシュートを決められる(1-3)と、流れが関大に傾いた。負けられない同志社は、意地の攻撃を仕掛ける。ゴール前にいた岩本と水橋(商4)のアシストで阿部がシュートすると、執念の1点を取り返した。しかし、焦りからパスのミスが目立ち、連続失点。その後、残り30秒も攻撃を続けるが勝利を掴むことができず2-7で試合は終了した。
関大相手の大接戦に惜しくも敗れてしまった同志社。次戦の京産大に向けて、失点から得た反省点を見つめ直す。リーグ戦はまだ始まったばかりだ。残り3戦全勝に向け、さらに練習に磨きをかける。(文責・元永侑里、撮影・白川愛梨)