第97回日本学生氷上競技選手権大会
12月25日にテクノルアイスパーク八戸(青森県)で第96回日本学生氷上競技選手権大会が行われた。今日の1回戦では神奈川大に20-2で勝利し、明日の日大戦へ駒を進めた。「今回の目標はインカレベスト4」(水橋・商4)。秋季リーグ戦の前から掲げていた目標を胸に、水橋組の戦いが始まった。
第1ピリオド開始1分、吉山(法4)のシュートで早くも先制点を挙げる(1-0)。一方で同4分、リバウンドを即座に拾われ同点に(1-1)。反撃に燃える同志社は、わずか20秒後、泉(経3)と小林(法2)のアシストで奥田(文2)がゴール前でパックを押し込んだ(2-1)。まだまだシーソーゲームのような攻防戦は続く。同6分、自陣ゴール前でパックが宙に浮かび混戦の末に失点(2-2)。しかし、ここから同志社の勢いは止まらなかった。同8分、相手にダブルマイナーペナルティが出され、4分間パワープレー(数的優位)に持ち込むと、そこから5分間で4得点を獲得。「立ち上がりが少し悪かった」(水橋)と振り返ったが、序盤から大きく神奈川大を引き離した。
4点リードで迎えた第2ピリオド。開始1分、金山(商3)がGKの頭上を狙うシュートが決まる(7-2)。さらに同4分相手のペナルティを奪うと、吉山のアシストで阿部(商2)が得点(8-2)。相手に主導権を渡さない圧倒的な試合展開を見せる。中盤にペナルティを2回取られ、キルプレー(数的不利)となるも、無失点で切り抜けた。後半も次々と追加点を重ねる。相手のシュート数をわずか3本に抑え、12-2で第2ピリオドを終えた。
続く第3ピリオド。開始30秒、阿部のアシストで大久保(法1)がパックを押し込む(13-2)。「小林くんのアシストのおかげもあったし、自分自身でもチャンスを決めることが出来て良かった」(小林)。同2分にはゴール真正面から奥田が本日4度目のゴール(14-2)。その後も相手の攻撃を封印し、順調に得点を重ねた同志社。20-2で第3ピリオド終了のホイッスルが鳴った。
「しっかり走れて最後はしっかり自分たちのプレーできたと思う」(水橋)。1回戦を難なく突破し、明日は昨年も同じ舞台で戦った日大と対戦する。「去年の試合も立ち上がり悪くて2失点したので、しっかり守っていきたい」(水橋)。念願のベスト4へ。大舞台で戦いの火蓋が切って落とされた。(文責・岡本和香、撮影・元永侑里)