
第72回関西学生アイスホッケーリーグ戦
9月28日、関西大学たかつきアイスアイーナ(大阪府)で第72回関西学生アイスホッケーリーグ戦が行われた。3戦目となる相手は大工大。「最初の出だしの2失点が反省点」(加藤・法4)。課題は浮上するも、確実に点を重ね、3連勝を飾った。

第1ピリオド開始早々、同志社は積極的に攻める。開始2分、八巻(法3)がシュートする。相手のGK(ゴールキーパー)に阻まれ、リバウンドしたパックを再びゴールに押し込むもゴールネットを揺らすことはできなかった。同5分、先制点を決めたのは辨野(法4)。阿部(商3)がゴール裏から出したパスを辨野が得点につなげた。その後も順調に点を獲得(3-0)。しかし、同8分、自陣に攻められ、不意の失点を許してしまう。続けて、その1分後、ゴール左側から打たれたシュートがGKの上部を通過しゴール。「コミュニケーション不足や、爪の甘さが課題としてみえた」(福井・法4)。悔しい失点ではあったが、4-2で第2ピリオドに進んだ。

2点リードはしているものの、まだ油断できない第2ピリオド。勢いそのままに攻めの姿勢を崩さず、幾度もシュートする。開始4分、福井から阿部に繋がれたパスを加藤が押し込み5点目を獲得。「どんな得点も1点は1点なので、泥臭く決めていこうとピリオド間で話し合っていた」と福井はゴールシーンを振り返った。その後も流れは同志社に傾いたまま、順調に得点を重ねる。相手にゴールを許さず12-2で最終ピリオドへ。

立ち上がりの悪さを断ち切り、良い空気感の中迎えた最終ピリオド。10点差となり、試合はランニングタイムに入った。開始1分に泉(経4)、2分に八巻、3分に辨野が続けてシュートを決める。「セットごとにいい流れを作ってきた結果が出た」(加藤)。その後も点差をさらに広げ17-2で試合は終了した。
「1、2年生が活躍してくれたことが上級生を活気づけた」とチームの良かったところを語った加藤。今試合で3連勝となる同志社を待ち受ける4戦目の相手は関学大だ。同日に別の会場で行われた関学大と立命館大の戦いで負けた関学大は、次戦に気持ちを入れ替えて当たってくるだろう。残り1週間、負けられない戦いを制するべく、闘志を燃やせ。
(文責・元永侑里、撮影・川田恵花、元永侑里)