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【アイスホッケー部】立命大倒し、上位戦初白星

 11月1日にたかつきアイスアリーナ(大阪府)で第69回関西学生アイスホッケーリーグ上位戦が行われた。立命大と対戦した同志社は5-3で勝利。プレーオフの連敗を2で止めた。

 前回の試合から中1日で行われた。「アップを少し長めに取るようにして調整した」(福井健・経4)とチーム全体で工夫して挑んだ一戦。しかし、序盤は相手に押されながらも、食らいつく展開が続いた。

パスを受け取る福井健

 先にスコアボードを動かしたのは立命大。第1ピリオド開始7分、自陣ゴール前でパスミスを犯しパックを失うと、GKとの1対1を決め切られ先制点を献上する(0-1)。それでも2分後には、カウンターから#77金山(商1)が中央突破。#20吉山(法2)のラストパスを受け、ゴール左に流し込んだ(1-1)。「チームメイトからのいいパスが来たので、僕だけのゴールではなく、チームみんなで勝ち取ったゴールだった」(金山)。これ以降得点は動かないまま第1ピリオドが終了。GK加藤雄(法3)の好セーブも光り、主導権を渡さなかった。

先制点を決めた金山

 なんとか勝ち越し点を奪いたい第2ピリオド。同5分、相手選手が反則により一時的に退場となり数的優位に。この好機を生かし、#20吉山から#92加藤和(法1)にパスをつなぎ力強いシュートを放つも、クロスバーに弾かれる。同9分には#90近藤(スポ3)が中央からゴールを狙ったが、またもクロスバーに直撃。流れをつかめないまま試合が進んだ。すると、第2ピリオド残り35秒、自陣でファンブルしたパックがゴールに吸い込まれ失点(1-2)。1点ビハインドで最終第3ピリオドを迎えた。

パックを奪い合う吉山

 第3ピリオドは一変して同志社が主導権を握った。同ピリオド序盤から攻撃陣が果敢にゴールに迫る。同6分、ルーキー#9福井進(法1)がゴール右から強烈なシュートを放ち、同点に追いつく(2-2)。さらに、40秒後には、#90近藤がゴール前の攻防戦を制し待望の勝ち越し点。「自分の持ち味を出してしっかり強いシュートを打てたと思います」(近藤)。勝負強い男のゴールで勢いに乗った同志社は、同18分にも#90近藤が技ありのシュートで追加点。終了間際には、互いに1点ずつを加え5-3で勝利をつかみ取った。

同点ゴールを決めた福井進

 上位戦の連敗を2で止めた福井組。今週末からは立命大、関学大、関大の上位3校との再戦が待ち受ける。「残り3戦を全部勝ち切って、いい形でインカレ、そしていい形で後輩たちにつなげられるようにしたい」(福井健)。目標の全国8強に向け、戦いは続いてゆく。(文責・勝部健人、撮影・白川愛梨)

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