軟式野球部
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【軟式野球部】全国大会初戦突破

 8月21日、中野市営野球場(長野県)で第3回全日本大学軟式野球選抜大会SUMMER CUP 2023 in Nagano第1戦目が行われた。同志社は桐蔭横浜大(南関東大学軟式野球連盟代表)と対戦。4回に先制点を奪われるも、唐木(政策2)の本塁打をきっかけに同志社の反撃が始まる。関東の強豪校を投打で圧倒し、4ー2で初戦を突破した。

投球する成尾(スポ2)

 先発は成尾。初戦という重要な局面での起用に応えるべく、3回までを完璧に抑える。しかし4回、レフト方向に飛ばされた打球が大きくバウンド。中堅手柳瀬がカバーに入るもつかみ損ね、その隙に三塁まで塁を進められる。さらには次打者を歩かせ1死一、三塁とされた場面で唐木が捕逸し、三塁走者が本塁へ。あっけなく先制点を献上した。

本塁打を放つ唐木

 その裏、同志社の反撃が始まる。天野(商3)が遊安打を放ち出塁すると唐木に打席が回る。「(後ろに)つないでいこうっていう気持ちで入った」(唐木)。変化球を振り抜くと、飛球に終わるかと思われた打球がレフトスタンドへ飛び込む。球場が驚きに包まれる中笑顔でダイヤモンドを周り、本塁へ生還した。

 2ー1と1点リードで迎えた6回。4回に球場を沸かせた唐木が再びバッターボックスへ向かった。「感触がとても良かった」(唐木)。高めのまっすぐを力強く弾き返し、完璧な当たりでレフトスタンドへ叩き込んだ。

 リードを守りたい7回、走者を出しながらも2死まで追い込んだ場面で相手6番に中安打を浴びる。さらには続く打者に左適時打を放たれ走者が生還してしまう。一塁走者を二塁でアウトとし、1失点にとどまった。

 その裏、またも打線がつながる。2死から中村豊(社3)が打って左安打とすると、天野(商3)も遊安打で続き2死一、三塁。続く唐木が三塁手の後逸により出塁に成功すると中村豊も三塁を飛び出し本塁へ。唐木が4打点目をあげ、試合を決定づけた。

全力投球を見せた小嶋(文3)

 8回からは成尾に代わって小嶋がリリーフ。振り逃げからピンチを背負い、相手2番の右安打により2死一、三塁とされる。手に汗握る展開となったものの次打者を右飛に討ち取り窮地を脱した。

 迎えた9回。守備のミスや四球が重なり得点圏への侵入を許しながらも、後続を断ち切った。「全球全力で投げた」(小嶋)。投打のかみ合う試合展開で、初戦を白星で飾った。

出塁する中村豊

 夢の大舞台で関東地区を勝ち進んできた強豪校を打ち破った中村豊組。「変わらず同志社野球をやることに徹する」(中村豊)。迫る2回戦は、春の練習試合で敗北した中京学院大(東海学生軟式野球連盟代表)と対戦する。春のリベンジを果たし、悲願の全国制覇へ。大きな一歩を踏み出した中村豊組の挑戦は始まったばかりだ。【文責:近藤真子、撮影:俣野百香】

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