軟式野球部
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【軟式野球部】ベスト16で敗退も前向き

TEAM R H E
中京学院大
同志社

 8月22日、長野オリンピックスタジアムで第3回全日本大学軟式野球選抜大会SUMMER CUP 2023 in Nagano第2戦目が行われた。同志社は中京学院大(東海学生軟式野球連盟代表)と対戦。序盤は安打を浴びつつも無失点で抑えたが5回に先制点を奪われ、流れが相手へ傾く。一方の打線も最終回まで懸命にバットを振り続けたものの、反撃の余地なく0-2で2回戦敗退となった。

 今試合で対峙した中京学院大は春に一戦交え敗北した相手。「全国の舞台でリベンジする」(中村豊・社3)と強く意気込み、第2戦目を迎えた。

 先発マウンドを託されたのは小嶋。4イニングを1被安打無失点で抑えるも5回に崩れた。先頭が放った打球がセンターの頭上を大きく越えるヒットとなると、相手8番にも中二塁打を浴び走者がホームイン。先制点を献上した。

その裏、小嶋がチーム内初安打で出塁すると、犠打などの間に進んで2死三塁のチャンスが到来。しかし、正念場で1本が出ず得点できなかった。

先発し好投を披露した小嶋

 試合を1点ビハインドで折り返した7回。先頭に死球を与え出塁を許すも、次打者の打席で一塁への牽制によりアウトとした。

 手に汗握る展開は続く。相手6番に白球を三塁手前へ運ばれ、またも走者を背負った。併殺をねらう内野手が構える中続く打者が放った打球が遊撃正面へ転がると、ショート吉岡がすかさず捕球して二塁へ送球。さらに一塁へと渡って併殺が完成し、この回を無失点で切り抜けた。

送球する吉岡

 反撃の糸口を探る7回裏。2死から中村豊(社3)が放った打球が二遊間を破りセンター前へ転がるも、後続が倒れ得点につながらない。

 迎えた最終回、2球目を中二塁打とされると、相手6番の打席で捕逸しあっけなく追加点を許す。それでもめげないナインはベンチからの声援を背に着実にアウトを取っていき、最小失点で抑え込んだ。

マウンドで輪をつくる選手たち

 打順が上位へと返り、何としてでも出塁したい9回裏。積極的にバットを振るもその甲斐なく、三者凡退に倒れ試合終了。主将中村豊はこの結果を受け「勝負どころのワンプレーで差が出てしまった」と力不足を実感している様子だった。

 ベスト16で敗退となったものの、大いに実りのある大会となった。「この負けがあったから自分たちは勝てたと(いつか)言えるように練習に取り組みたい」(中村豊)。悲願の大舞台で戦った誇りを胸に、選手は皆それぞれレベルアップに励むに違いない。

 2週間後には秋季リーグ戦が開幕する。気持ちを切り替え、成長を遂げた中村豊組の姿を見せてほしい。(文責:金海彩夏、撮影:俣野百香)

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