2023年度関西六大学軟式野球連盟秋季リーグ戦

　9月7日、萩谷総合運動公園野球場(大阪府)で2023年度関西六大学軟式野球連盟秋季リーグ戦が行われた。同志社は公立大と対戦。4ー1で勝利し、開幕2連勝を飾った。

　トラブルで試合開始が1時間半延期という異例の事態となった今試合。しかし、先発の坂本は「とにかく浮き足立たずに丁寧に」と1回からテンポの良い投球を見せる。味方の失策こそあったものの5イニングを無失点で綺麗にまとめ上げ、スコアボードに0を並べた。

　試合が動いたのは3回だった。池田(商3)が四球で出塁すると、続く吉岡(GR3)が遊安打で続きチャンスを演出する。2死一、二塁で打席には今季好調の島田。「なんとか点を取ってピッチャーに楽にピッチングしてもらいたい」（島田）。内角を突いた真っすぐを弾き返し、右適時三塁打で先制点をもたらした。

　しかし相手打線も黙ってはいない。2点リードで試合を折り返した6回、2死から相手４番に中前へ運ばれ2死三塁のピンチを招く。「ボール自体は悪くなかったけど、勝負どころで高めに浮いてしまった」(坂本)。何としてでも抑えたい場面だったが、2球目を中適時打とされ1点を献上した。

　７回にも流れを呼び込んだ。先頭打者の天野が左安打を放ち、1死一塁とした場面。続く唐木(政策2)と池田の打席で遊撃手が後逸し、思わぬ形で2点を追加した。

　７回からマウンドに上がったのは吉岡。春季リーグ戦以来の登坂となったが、下位打線を３人で斬る好投を披露。8回に安打を浴びるも、気迫のピッチングで逃げ切り4ー0で試合終了。開幕2連勝を飾った。

　「勝利に貪欲に、謙虚に、しっかり自分たちの野球をやって勝ちたい」(中村豊・社3)。現在首位独走中の中村豊組だが、来週には立命大戦を含む3連戦が待ち受けている。変わらず目の前の勝利にこだわる姿勢で秋季リーグ戦優勝へ一歩ずつ進む。（文責・撮影：近藤真子、俣野百香）

スタメン

（一）吉岡 ６

（二）今門 ４

（三）島田 ３

（四）柳瀬 ８

（五）中川 Ⅾ

（六）天野 ７

（七）中村豊 ５

（八）唐木 ２

（九）池田 ９

　Ｐ　坂本