軟式野球部
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【軟式野球部】最終戦で快勝収め、笑顔で終幕

TEAM R H E
同志社
関学大

2023年度関西六大学軟式野球連盟秋季リーグ戦

 10月3日、寝屋川公園第一野球場(大阪府)で2023年度関西六大学軟式野球連盟秋季リーグ戦が行われた。同志社は関学大と対戦。3−0で勝利を飾り、中村豊組の戦いは幕を閉じた。

 秋リーグ最終戦となった今試合。3年生の引退試合ということもあり、公式戦初出場となるメンバーを始め新鮮な顔ぶれがスタメンに名を連ねた。

 初回から打線がつながる。天野(商3)が四球で出塁すると、バッターボックスにはリーグ打率首位独走中の中川(商1)。「3年生がいい試合で飾れるように、サポートの立場で頑張りたいと思っていた」(中川)。低めの真っすぐを振り抜いて右安打とすると、その間に天野が俊足を飛ばし本塁へヘッドスライディング。開始早々先制点を挙げることに成功した。

ベンチに迎えられる中川

さらに東垣(法3)も左安打を放ち、1死一、三塁のチャンスで本間(文情3)へ打席が回る。左中間へ大きく打ち上げて犠飛を決め、またしても1点を追加。この回一挙2得点で好調な滑り出しを見せた。

出塁し、ポーズを決める本間

 今日の先発を任されたのは成尾(スポ2)。初回から制球が定まらず、何度か四球を許しながらも味方の援護を受け熱投。1本の安打すら許さず、4回2/3を投げ切った。


 一方の打線は4回、橋本(文3)が四球を選ぶと、平山(商3)が犠打を決め1死二塁。続く唐木(政策2)の打席で4球目を相手捕手が捕逸し、ランナーが三塁へ。さらに唐木のゴロが相手遊撃手の悪送球を誘い、思わぬ形で追加点に成功した。

(左から)笑顔の中村豊(社3)と代走に向かう島田(スポ2)

 4回途中から成尾に代わって小嶋(文3)が登板。「同級生のためにも何とか0で繋ぎたい」という強い思いを一球一球に込め、全く隙を与えないピッチングで相手打線を翻弄(ほんろう)。8回までを投げ切り、9回3番手の坂本(スポ3)へと託された。坂本は自らの持ち味であるストレートを投げ込み、相手中軸を打ち取ってノーヒットノーランを達成。最終戦にして完全試合を披露し、3−0で快勝を収めた。

途中登板の坂本

「全員が良い気持ちで終われるような試合にできて良かった」(中村豊)。全国制覇という目標を掲げ、ひたすら走ってきた中村豊組の戦いが終わりを迎えた。次週には新チームが発足し、初陣となる新人戦に挑む。新たな歴史を刻む島田組に期待せよ。(文責:近藤真子、撮影:金海彩夏、俣野百香)

スタメン

(一)吉岡 6

(二)天野 8

(三)中川 5

(四)東垣 3

(五)本間 D

(六)杉本 7

(七)橋本 9

(八)平山 4

(九)唐木 2

  P 成尾

バッテリー

(同志社)成尾、小嶋ー唐木  小嶋、坂本ー大和

(関学大)岡崎、近藤、塚下ー森  塚下ー谷口  中澤、大西ー森

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試合後のコメント
○主将中村豊
―――試合前チームメイトに話したこと
自分たちが今まで在籍した3年間試合出れた出れてない関係なしに自分たちがやってきたことを試合に出る機会があるからこそ、 自分なりの表現で結果を残そうというところは言ってきました。

―――今シーズン苦しい時期もあったが
正直、やっぱり悔いが残るというか、すごく不本意で、ほんまに悔しい限りの結果で。なかなか自分たちの思い通りに試合が進まず、なおかつ勝敗も不本意に終わってしまうっていう結果が多くて。やっぱり中盤戦ですかね、中盤から後半に向けて連敗も続き、優勝も逃してしまって。自分がキャプテンになって、勝たせてやれないというか、勝利で次の試合に挑むっていうスタイルに持ち込めない、 そこの申し訳なさっていうのはすごく感じてたので、下級生にも強く言っていますが自分たちの代でなんとかしようとしたら多分負けるし、この悔しさを、自分のことのように、自分の代で負けてしまったことのように強く思わないと、リーグ戦で優勝して全国大会に首位でいくっていうところは難しいのかなと改めて実感しました。

―――主将としてこの1年間を振り返って
一言で言うと、結構しんどかったっていうか。精神的にきついことの方がやっぱり多かった ていうのが1年間の感想で、でもその中でキャプテンだからこそ言えることもあるし、キャプテンだからこそできることもあるしっていうのも実感しましたし、なおかつ4年ぶりに自分がキャプテンとして全国大会に出場して、誇らしい結果を出せたことっていうのをやっぱりこの代で終わらせたくないというか。さらなる高みのためには、主将として経験したこと、嬉しかったこと、苦しかったことっていうのを、次期主将の島田にしっかり受け継いで、僕は来年も残るんで、この悔しさ、主将としての悔しさもチームとしての悔しさも、この1年間やりきれなかった悔しさも、全部来年の春リーグ戦にぶつけて、来季こそはリーグ首位で全国大会に出場して全国制覇果たせたらいいなと思います。

○坂本
―――今日は最終戦。どんな気持ちで試合挑んだ
最後なので悔いなく、今まで自分が野球を始めてからやってきたことを全部出せるようにやろうと思いました。

―――今シーズン振り返って
なかなか結果も出なくて、自分が打たれてチームが負けてしまった時もあったんですけど、小嶋とか下級生の成尾とかがいたから、やっぱりお互いそうやって切磋琢磨してやってこれたのもありますし。下級生で言うと1年生の大和とか、もちろん同期の中村豊とかのキャッチャー陣がリードしてくれたから、こうやってまだましな数字で残ったのかなっていうのはあるんで。最後の最後にこうやって終われたのは良かったかな。1番は怪我なく終われたんで、それが良かった。

―――3年間を振り返って
1年生の時から投げさせてもらって、やっぱりなかなか最初はストライクが入るっていうことすらできなかったりとか、そんな中でもたくさん出番いただいて、いろんな人にアドバイスいただいてここまで来れたと思いますし、2年生の時にはバックのみんなが守ってくれたのもあって、タイトルも取れて新人戦も優勝できて、 野球人生の終わりとしては最高の時間だったんじゃないかなと。

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