TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
立命大 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 9 | 5 | 2 |
同志社 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 8 | 4 |
2024年度関西六大学軟式野球連盟春季リーグ戦
5月17日、伊丹スポーツセンター野球場(兵庫県)で2024年度関西六大学軟式野球連盟春季リーグ戦が行われた。同志社は立命大と対戦。序盤に満塁ホームランを浴びるも、着実に点数を重ね、1点差に詰め寄る。しかし8回に打順一巡の猛攻を受け5失点。3-9で敗北し、春季リーグ戦全勝優勝とはならなかった。
すでに春季リーグ戦優勝を決めている島田組だが、今試合はチームの経験値を上げる貴重な一戦。宿敵立命大相手に必勝を掲げ、試合に臨んだ。
先発を務めたのは公式戦初登板・初先発の斎藤(文情3)。「自分のやれることだけをやろう」(斎藤)と意気込み、マウンドに登板する。初回から得点圏に走者を置かれるも、無失点で切り抜ける。しかし、2回に2死から四死球を与え満塁のピンチを迎える。何とか切り抜けたい場面だったものの、次打者にスライダーを軸で捉えられ、特大アーチがライトスタンドへ。序盤に走者一掃の満塁本塁打で大きくリードを許した。
投手を援護したい野手陣はその裏、谷村(経2)が投ゴロで出塁すると、次打席で盗塁に成功。続く加藤(法3)の遊ゴロでチャンスを拡大すると、打席には前試合で同点タイムリーを放った大和(経2)。低めの球を振り抜き、右適時打とすると、その間に走者がホームに生還した。「思い切りの姿勢が良いようにいった」(大和)。成長株が同志社に貴重な1点目をもたらし、流れを手繰り寄せた。
勢いに乗った同志社は4回裏、再び好機を演出する。またしても谷村、大和が左安打で出塁すると、続く中村理(政策3)の三ゴロで1点を追加。5回には、四球や石井(経2)の左安打などで1死一、三塁とすると打席には中村豊(社4)。フルカウントから低めの球を打ち上げると、走者が本塁へ。着実に点数を重ね、1点差まで詰め寄ることに成功した。
6回からは先発・斎藤に代わり吉岡(GR4)がリリーフ。同じ高校出身である中村豊とのバッテリーで上級生らしいピッチングを披露するも、8回につかまった。先頭打者にヒットを許すと、四球と送りバントで1死二、三塁に。そして次打者の遊ゴロで追加点を許す。その後ショートゴロを一塁に運ぶも落球により出塁。一塁手のサードへの悪送球の間にまたしても1点を追加される。その後も適時二塁打などを浴び、この回一挙5得点を献上し、3-9で試合終了。最終戦にして初黒星を喫し、チームの課題が浮き彫りとなった。
「関西六大学軟式野球連盟代表としての自信とプライドを持って、より成長した姿で長野に乗り込みたい」(島田・スポ3)。目標は3か月後に行われる全国大会での優勝のみ。鍛錬を積み、さらなる成長を遂げる島田組から目が離せない。(文責:近藤真子、撮影:金海彩夏)
スタメン
(一) 丸本 7
(二) 小中 4
(三) 島田 3
(四) 石井 D
(五) 中村豊 5
(六) 谷村 8
(七) 加藤 6
(八) 大和 2
(九) 中村理 9
P 斎藤
バッテリー
(立命大)藤野、杉本、田口ー長内
(同志社)斎藤ー大和、吉岡ー中村豊