TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
同志社 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 3 | 0 | 8 | 6 | 0 |
関大 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 5 | 13 | 5 |
2024年度関西六大学軟式野球連盟新人戦
10月9日、寝屋川公園第一野球場 (大阪府)で2024年度関西六大学軟式野球連盟新人戦が行われた。同志社は関大と対戦。先制点を許すも、終盤に怒涛の追い上げを見せ、最後は8-5で白星を飾った。
新体制が始動してから2戦目となった今試合。主将の大和(経2)は「焦らずに粘り強くいこう」とチームメートに呼びかけ、決勝進出をかけた一戦に臨んだ。
本日の先発を務めたのは、新エースとして頭角を現す鈴木(経2)。1回裏、先頭から四球、左安打で出塁を許すも、味方の守備に助けられ、この回無失点で切り抜ける。しかし、3回裏だった。2者連続で安打を浴び、1死一、三塁のピンチを招くと、次打者にも右適時打を放たれ、1点を献上。その後、相手6番打者に甘いコースの球を捉えられ、もう1点を追加される。その後の打者を三振で打ち取ったところで投手交代が言い渡された。
4回からリリーフとして登板したのは廣田(法1)。テンポの良いピッチングでこの回三者凡退に抑え、次の攻撃に望みを託した。
5回表、同志社の攻撃。田中(商1)の内野安打と石井(経2)の左安打で無死一、二塁とすると続く中川(商2)の投犠打でさらに進塁する。得点のチャンスで打席に立ったのは前試合で本塁打を放った奥(政策2)。「しっかり自分の仕事をしよう」(奥)とバットを構えると、初球からインコース高めのストレートを捉えた。放った打球はフェンス直撃のタイムリースリーベースとなり、その間に走者2人がホームに生還。頼れる4番が意地のバッティングでチームに流れをもたらした。その後も勢いは止まらず、岡本(商2)の中犠飛でもう1点を追加。この回一挙3得点を挙げ、試合を再び振り出しへと戻した。
6回裏、ここまで好投を披露していた廣田が関大打線につかまり、二者連続で安打を放たれる。その後も四球で出塁を許し、1死満塁と今試合最大のピンチを迎えた。すると続く9番、1番打者にタイムリーを浴び、2点を献上。「甘いコースの球が多かった」(廣田)と悔しさをにじませながらも、その後は気持ちを切り替え、それ以上の追加点を許さず8回までを投げ切った。
2点を追う同志社は7回、先頭の中川が四球を選択すると続く奥の二ゴロと岡本の送りバントでさらに進塁。1死二、三塁から檜山(スポ2)の三ゴロで1点を追加する。その後、大和の打球が三塁手の失策を誘い、もう1点を獲得。同志社の粘り強いプレーが功を奏し、またしても同点に追いついた。
8回にも試合は動いた。田中が死球で出塁すると、続く打席で盗塁に成功。すると、相手投手の制球が定まらず、次々と四球で出塁。一死満塁から奥の打席で押し出し死球となり、1点を追加すると、その後も相手投手の暴投、中犠飛で得点を積み重ねる。この回相手の失策に乗じて3点の追加に成功した。
そして3点リードのまま最後の守備についた。廣田に代わって登場したのは、公式戦初登板となった西村(文1)。「普段練習していることをしっかり出していこう」(西村)と意気込み、マウンドに上がる。初登板ながらも堂々としたピッチングでアウトカウントを重ね、最後はキャッチャーフライで試合は終了。関大相手に8ー5で勝利を飾り、決勝戦進出を決めた。
「優勝できるように頑張りたい」(大和)。次に対峙するのは強豪・立命大。しかし彼らが目指すのは頂のみ。次戦も全員野球で必ず勝利を掴み取る。(文責・近藤真子、撮影・大橋楓子)
スタメン
(一) 田中 7
(二) 石井 D
(三) 中川 5
(四) 奥 9
(五) 岡本 3
(六) 檜山 6
(七) 大和 2
(八) 和田 4
(九) 谷村 8
P 鈴木
バッテリー
(同志社) 鈴木、廣田、西村―大和
(関 大)後藤、浦部、奥村ー小野