
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
同志社 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 10 | 1 |
甲南大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 8 | 1 |
2025年度関西六大学軟式野球連盟秋季リーグ
10月2日、寝屋川公園球場(大阪府)で2025年度関西六大学軟式野球連盟秋季リーグ戦が行われた。同志社は甲南大と対戦。4回には、本塁打が飛び出し一挙3得点を挙げる。8回に失点を許すも、最終回には2点を追加し、5-2で試合終了。リーグ戦最終戦を勝利で締めくくった。
本日の先発を務めたのは大和(経3)。初回からキレのある直球と変化球を巧みに操り、相手打線を三者凡退に封じる堂々の立ち上がりを見せる。以降も安定した投球を披露し、6回までを無失点で投げ切った。
均衡を破ったのは4回表、同志社の攻撃。石井(経3)が中安打で出塁すると、打席には公式戦初出場の塩見(政策2)が立った。3球目の直球をフルスイングすると、打球は一直線に左翼フェンスを越える鮮やかなツーランホームランに。笑顔でホームを踏み、仲間たちとハイタッチ。「今日も勝ちに行く試合だったので、決勝点となるホームランを打てて良かった」(塩見)。公式戦初安打が本塁打となる衝撃的なデビューを飾った。


試合は7回から継投に入る。2番手の廣田(法2)は、力強くもテンポの良いピッチングで相手打者を翻弄し、この回を無失点で切り抜ける。しかし8回、登板した谷村(経3)に早速試練が訪れた。相手1番打者からいきなり中安打を浴び、走者は一気に三塁へ。暴投も絡み無死二、三塁となり、続く打者にタイムリーを放たれ1点を献上する。さらに三塁手の悪送球の間にもう1点。しかしその後はきっちりと締め、1点リードで最後の攻撃を迎えた。

追加点が欲しい9回表。先頭小原(商1)の左安打を皮切りに、田中(商2)もライト線を破る二塁打で無死二、三塁と好機を演出する。その後齋藤(スポ3)が完璧なバントヒットを決め、1点を追加。さらに吉岡(商1)がスクイズを成功させ、ダメ押しのもう1点を獲得した。最後まで攻めの姿勢を貫き、5-2で試合は終了。秋季リーグ戦最終戦を堂々の勝利で締めくくった。

「日本一になれるチャンスをもらったので、ここはスタートラインだと思って頑張っていきたい」(大和)。全国まで残された時間は約1カ月半。今リーグで見えた課題に真摯に向き合いながら、チーム一丸となり悲願の全国優勝へ。大和組の挑戦はまだまだ終わらない。(近藤真子)
(一) 田中 8
(二) 齋藤 4
(三) 栗原 7
(四) 岡本 D
(五) 石井 2
(六) 奥 9
(七) 塩見 3
(八) 河井 6
(九) 村中 5
P 大和
バッテリー
(同志社) 大和、廣田ー石井 谷村ー藤本
(甲南大) 小川、牧野、秋元ー鈴木