
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
同志社 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 6 | 1 |
公立大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 |
2025年度関西六大学軟式野球連盟新人戦
10月9日、寝屋川公園球場(大阪府)で2025年度関西六大学軟式野球連盟新人戦が行われた。同志社は公立大と対戦。着実に得点を積み重ね、5-0で快勝した。
チームを秋季リーグ優勝へ導いた先輩に頼らず臨んだ初の試合。「相手に元気と声は絶対に負けないように、だれでもできることを意識した」(田中・商2)。新体制での練習機会がない中でも、勝利のために今できることを徹底。新人戦優勝へ向けての戦いが幕を開けた。
大切な先発のマウンドには、ルーキー吉田(経1)が上がった。なかなか制球が定まらない中でも、ヒットを許すことなく4回までを無失点で切り抜ける。5回から代わって登板した廣田(法2)も出塁こそ許したものの、自分らしいピッチングで相手を打ち取り0点で抑えた。

一方の打線は初回、レフト前ヒットで出塁した田中を着実に送り、2死三塁とする。続く4番栗原(商2)が自信の役割を果たし、打った打球はセンターへ。貴重な先制点を奪取した。
4回には河井(商1)のセンター前二塁打で出塁すると、後続の栗原のヒットで再びチャンスをつくる。凡打、牽制死で2死三塁となったものの、塩見(政策2)の打った球はライト方向へ飛び追加点を獲得。その直後、相手の失策の間にもうひとり生還し3-0とリードを広げた。

しかし、5回以降は打線振るわず淡泊な攻撃が続く。そんな中迎えた9回。2死から2者連続死球で出塁し、2死一二塁とする。「絶対に打ってやろうと思っていた」(藤本・経2)。ここまでヒットはなかったものの、気合いを入れて打った打球はライト前へ。公式戦初ヒットでチームを勢いにのせるタイムリーで2点を追加。相手を突き放し5-0で試合終了。新体制初の貴重な白星を挙げた。

「今すぐできるベンチワークやチームワークを変えてやっていきたい」(栗原)。決勝の相手は難敵・関西大。技術だけでなく、持ち前のチーム力を武器に挑む。全員野球で着実に得点を積み重ね、新人戦優勝を掴み取れ。(文責・大橋楓子、撮影・内藤美紀)
(一) 田中 9
(二) 河村 8
(三) 河井 6
(四) 栗原 7
(五) 吉田 1
(六) 塩見 3
(七) 村中 5
(八) 藤本 2
(九) 小原 4
P 吉田
バッテリー
(同志社) 吉田、廣田ー藤本
(公立大) 奥野、濱田ー谷口