９月８日に萩谷総合運動公園野球場で行われた関西六大学野球連盟秋季リーグ戦。同志社は立命大と対戦し、延長タイブレークの末、０―１で敗北し、接戦をものにできなかった。

　宿敵立命大を下すべく、練習を重ねてきた柴田組。全国大会に駒を進めるためには落としてはいけない一戦でマウンドにエース柴田があがった。ランナーを出すも鉄壁の守備陣により先制点を許さなかった立ち上がり。相手強力打線を封じ、流れを作った。

　両者０点で迎えた５回表。２番徳永が２アウトからヒットで出塁する。続きたい打撃陣だったが、続く谷洋希（商３）はファールフライに打ち取られ３アウト。チャンスをものにできず先制点とはならなかった。

　その裏、順調に抑えた柴田が初めて崩れ、連続四球で２死一、二塁のピンチを迎える。流れが立命大へと移るかと思われたが、キャプテンとしての意地を見せた。気迫のピッチングで投ゴロに打ち取り無失点で切り抜ける。

　９回まで無得点と両者均衡した状態が続いた。延長戦へと持つれ込み、試合が動いたのは11回裏のタイブレーク。先頭打者にバントを決められ、続く３番バッターには申告敬遠を許した。１死満塁のピンチで続く場面で４番に打席が回った。捉えられた打球はセンター方向へ。犠牲フライとなり３塁ランナーは生還。惜しくも立命大を下すことができなかった。

　「勝負強さが立命より劣っているのかなっていう印象を受けてしまった」と悔しさを滲ませる柴田。ヒット数は同志社が上回っていたのにも関わらず、勝利を手にすることができなかった。宿敵立命大勝利へ果たして何が足りなかったのか。チームでもう１度力を合わせて前回大会王者に立ち向かう。

（文責：杉本優衣　撮影：西川真司）