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【剣道部】御手洗組 笑顔で終幕

第43回全日本女子学生剣道優勝大会

 11月9日、第43回全日本女子学生剣道優勝大会が春日井市総合体育館(愛知県)で開催された。同志社は1回戦で敗退した。

 全国の強豪校が集い、会場の雰囲気も一段と張り詰める。初戦の相手は順天堂大。4年生は今大会をもって引退となるため、主将・御手洗(商4)は「自分たちとできる最後の試合を楽しんでいきましょう」とチームに声をかけた。

 先鋒は髙橋(経1)が務めた。威勢の良い声を上げ、竹刀を振るが開始わずか40秒で小手を突かれる。その後も、一本が出ず面を取られ二本負け。続く二上(スポ2)は両者譲らぬ展開が続くが、終盤に面を取る。一本勝ちを収め、1(1)-1(2)で試合を立て直した。

二上

 塚田(商3)は相手の隙を狙った面を決め、勝機を手繰り寄せる。その後も物怖じしない姿勢で相手の胴を攻め、2本勝ちとなった。

塚田

 堀(法3)は序盤に勢いよく面を打つが、奪い返され2本負け。ここまで2(4)-2(4)と勝負の行方は御手洗に託された。「自分が決めて2回戦に持っていく」(御手洗)。主将としての意地を胸にコートに立った。粘り強く相手と対峙し、隙を与えない。緊迫する中、面を取られる。残された試合時間は約1分。より勢いを加速させるが、取り返すことはできず試合終了のホイッスルが鳴った。2(4)-3(5)で1回戦敗退となった。

御手洗

 試合終了後、応援に駆けつけた部員は選手たちに労いの言葉を掛け、拍手で迎え入れた。「主将としてこのチームでやってこられたことに悔いはない」(御手洗)と笑顔を見せた。

試合後、岩切監督の話を聞く選手

 今年叶えられなかった関西大会優勝や全日本での初戦突破という目標は後輩に託された。先輩の想いを背負い、新チームは進化した姿を見せてくれるはずだ。(古川亜依)

◎4回生インタビュー

――御手洗さんはどのような存在だったか

木村:いつでも頼れるし存在感がある。さくらのおかげでここにも来られたので、彼女がいてこそ同志社のチームだったと思う

小船井:1年生の時から実力面でもすごく頼りになる力があって、人柄も明るくて面白い。でも締めるところは締めて、チームの雰囲気を作ることが上手なキャプテンだったので人としても実力でも尊敬しているキャプテンだった

原:大きくて安心する存在

八原:絶対的リーダー

下原:剣道だけを見ていたらすごく頼りがいがあるけど、良くも悪くも先輩っぽさを感じさせないから後輩からしても接しやすい先輩だと思う。同期から見ていても、今日の試合も絶対さくらなら勝ってくれるだろうと思ったし、そういうところでは1番信頼を置いていた

――剣道部の4年間はどうだったか

御手洗:練習はすごく嫌いだったけど、剣道部に入って本当に良かったと思える仲間・環境に恵まれて楽しい4年間だった

木村:宝物。同期、先輩、後輩に恵まれて、良い環境で剣道をさせてもらえて、自分の中で4年間で成長させてもらえて感謝しかない

小船井:練習がしんどいと思うことも多かったけど、それ以上に同期に恵まれた4年間だったと思う。同期のこの6人で活動できたことが大学生活で良かったこと。もちろん後輩たちも良い子たちなので、そういう面で楽しく剣道できた

原:楽しかった。色々な学びがあって、辛いこともあったけど同期や後輩がいるから頑張ってこられた

八原:かけがえのないもの

――後輩へ

御手洗:やる時はやってオンオフをつけて、勝ちにこだわって楽しく剣道をやってくれたらいいなと思う

木村・八原:全日本1回戦突破。この魔の壁を乗り越えてほしい

小船井:後輩の子たちは実力のある子たちばかりで、来年絶対関西優勝とか全日本の初戦突破とかできる力を持っていると思う。チーム仲も良いので、このまま御手洗キャプテンを見習ってチーム作りを頑張ってほしい

原:私たちが負けた分まで勝ち上がってほしいし、これから色々な壁があると思うけどチームワークの良さで頑張ってください

下原:マネージャーはずっと一緒に仕事をしてきたので、今まで通りやってくれたらいい。私自身は剣道部に入って辛いこともあったけど、今日の試合を見ていて同志社に来てよかったと思うし、引退する時にこんなにかわいい後輩たちに囲まれて引退できたら入部してよかったなと思うし、みんなもそう思えるような4年間を各々過ごしてほしい

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