
4月27日、おおきにアリーナ舞洲(大阪府)で第73回関西学生剣道選手権大会、第55回関西女子学生剣道選手権大会が開催された。男子は渡邉(スポ4)が第3位、橋本(スポ3)がベスト8入り、北垣(経3)、山本(社2)がベスト16入り、加藤(商4)、山下(スポ2)がベスト32入りし、全日本出場権を獲得した。
女子はベスト20以上で全日本への出場が決まる。塚田(商4)、堀(法4)、二上(スポ3)、有田(商3)、髙橋(経2)、中村(商1)の6人が出場した。
塚田、二上以外の4人が挑んだ2回戦。それぞれ拮抗(きっこう)した試合を展開するも、なかなか一本を奪うことができない。髙橋、中村が敗退した。
その後、3回戦では有田が延長の末敗退、堀が一本負けを喫し全日本への切符を逃した。

一方の男子はベスト32以上で全日本進出が決まる。「試合を意識して1日1日しっかりと稽古してきた」(橋本)。渡會(法4)、北川(経4)、手島(経4)、渡邉、加藤、藤﨑(商3)、橋本、北垣、山下、山本の10人が出場した。
1回戦では渡會が敗退。主将のまさかの敗退に部員たちは落胆の声をあげた。2回戦では6人の選手が3回戦へ進出。3回戦では山本、橋本、加藤、山下、渡邉、北垣が勝利を収め、この時点で全日本出場が確定した。

4回戦では、山本、橋本、渡邉が一本勝ち、北垣が小手と面で5回戦へ駒を進める。5回戦では橋本、渡邉が勝利。ベスト8入りを決め、強さを見せつけた。
迎えた準々決勝。橋本が面と小手を取られ敗退。ベスト4への望みは渡邉に託された。渡邉は胴を取られたものの、突きと小手を決め、勝利。準決勝への進出を決めた。

いよいよ舞台は準決勝。「相手が高校の同期だったので、負けたら人一倍悔しいし、絶対勝つという気持ちで挑んだ」(渡邉)。気合を入れ勝負に挑んだ。白熱した展開を繰り広げる両者。しかし、一瞬の隙をつかれ二本負けを喫した。「向こうの方が一つ上手だった」(渡邉)。決勝の舞台へと駒を進めることはできなかった。

今回の大会の結果により、6人が全日本大会出場権を獲得した。「全日本では優勝を目指して稽古をしっかり頑張りたい」(橋本)。全日本までの約2か月間で調整を重ね、さらなる高みを目指す。(村川愛実)