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【剣道部】西日本に同志社の名轟かせた!

5月28日、29日に第67回西日本学生剣道選手権大会および第37回西日本女子学生剣道選手大会が久留米アリーナ(福岡県)で開催された。男子チームは準優勝、女子チームは6年ぶり3回目のベスト4となり、西日本でも同志社の強さを見せつけた。

3年ぶりの開催となった西日本大会。初日は女子チームの試合が行われた。1回戦は相手校の棄権により不戦勝となり、2回戦からのスタートとなった。

初戦の相手は中京大。練習試合では互角の戦いとなった相手。篠原監督も「ここが山場」と語り、果敢に攻撃を仕掛けるも一本を奪いきれず、先鋒の堀(法1)、次鋒の有村(生命3)がともに引き分けとなる。続く小船井(スポ2)も一本を取ったものの1-1で引き分け。拮抗した戦いが続いた。

なんとか勝ち切りたい女子チーム。ここでコートに立ったのは御手洗(商2)。「コロナであんまり練習ができなくて何も残っていなかったから一周回って楽しもう」とリラックスした状態で試合に臨み、1本勝ち。これが決勝点となり、1-0で2回戦進出を決めた。

2回戦では日経大と対戦。2回戦も互角の戦いが続き、代表戦にもつれ込んだ。代表戦には細田(スポ3)が挑み、試合開始直後に一本を奪いそのまま勝利。ベスト8が確定し、準々決勝へと駒を進めた。

1本を狙う細田

準々決勝ではこれまでの試合とは打ってかわり、圧巻の試合を見せる。3-0で勝利し、ベスト4以上が確定。これまでの最高成績に並んだ。

迎えた準決勝。勝てば史上初の決勝進出となる。しかし、開始序盤から激しい打ち合いが続き環太平洋大相手に太刀打ちできない状況が続く。相手のポテンシャルの高さに圧倒され、1本を返すことができず0-4で大敗。相手の激しい攻めに対応することができなかった。「単に力不足だったとも思います。相手のポテンシャルが高すぎました」(小船井)と敗因を分析。西日本ベスト4で今大会を終えた。

笑顔をみせる選手たち

2日目には男子チームの試合が行われた。

連覇がかかった今大会。1回戦では島根大に5-0、2回戦で大院大には7-0、3回戦では愛知大に4-1と前回優勝校として圧倒的な強さを見せた。

迎えた4回戦。これまでの試合同様着実に1本を奪いたい場面で、京産大の攻めの姿勢に圧倒される状況が続く。先鋒の山口(法3)が1本負けを喫すると続く和田(商4)、渡會(法1)も相手の攻めに負けじと対抗するも一本が取れず引き分け。チームに暗雲が立ち込めた。その次にコートに立った池田(経3)が一本勝ちを収め、同点に追いついた。その後、また同点に追いつかれ、勝敗は大将奥野(商4)に委ねられた。序盤は互角の戦いが続くが、均衡を破り2本勝ち。「何とか勝つことができました」(和田)。苦しい戦いを勝ち抜き、準決勝へと駒を進めた。

1本を決めた池田

準決勝の相手は天理大。これまでの同志社のペースを取り戻し、流れを相手に渡さない。3-0で勝利し、決勝進出を決めた。

迎えた決勝戦。過去何度も西日本王者として君臨し続けている鹿屋体育大のと対戦となった。出場メンバーの名前が読み上げられ、張り詰めた空気の中試合がスタート。先鋒の山口は相手の出方を伺いながらも、果敢に1本を奪おうと、奮闘。相手に技を出されても冷静に対応し、引き分け。次鋒の和田も拮抗した状況を打ち破ることができず引き分け。続く渡會も積極的に一本を奪い、相手を追い詰める。激しい打ち合いを見せるも引き分け。緊張感が漂う。次にコートに立った池田が一本負けを喫すると、浅野が引き分け、森本が2本負けとなり相手の勢いに圧倒される。不利な状況の中、大将奥野(商4)がコートに立つ。試合開始直後から、激しい打ち合いが始まる。相手の素早い動きや技にも即座に対応し、面で一本勝ち。1-2で敗北し、連覇は叶わなかった。

表彰状とトロフィーとともに笑顔を見せる選手たち

活動停止期間を乗り越え、男女ともに好成績を残した。女子チームは一本を取られたらチームで取り返し、持ち前のチームワークを発揮。関西大会での悔しさを晴らし、6年ぶり3回目のベスト4となった。一方の男子チームも連覇を果たすことができなかったが、準優勝となり、西日本に爪痕を残した。今回の大会で得た自信を強さにかえ、次戦の全日本大会で1つでも多く勝ち進む。(杉山舞)

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