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【剣道部】悔しさにじませた全日本

11月13日に第41回全日本女子学生剣道優勝大会が春日井市総合体育館(愛知県)で開催された。同志社は健闘したが初戦敗退という結果に終わった。

2年連続出場権を獲得した今大会。初戦の相手は日大。先鋒は塚田(商1)。「チームの流れを作り出し、士気を下げないよう自分が盛り上げる」と強い気持ちで挑んだ。その言葉通り全国の猛者相手にも圧倒されることなく、試合開始直後に一本を奪う。このまま流れを引き寄せたいが、隙を狙われ一本を許し引き分けとなる。次鋒の有村(生命3)、中堅の小船井(スポ2)、副将の御手洗(商2)も果敢に攻撃を仕掛けるも一本を奪い切れず引き分け。すべては大将の細田(スポ3)に託された。終始激しい打ち合いが続く中、相手に一本を奪われる。「取られた一本は私が取り返す」と落ち着いて試合に挑むも、巻き返すことができないまま試合終了。初戦敗退となった。

今試合をもって4年生は引退となる。主将の栁平(法4)は「最後の試合なので出られなかった悔しい気持ちはあったけど、全国の舞台でメンバーを近くで応援し学生剣道を最後までやり切れたことに感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。後輩にあとを託し、引退を迎えた。

来シーズンは細田を中心とした新チームが幕を開ける。「全国でも勝ち上がれる実力とチーム力のあるチームにしたい。来年の全日に向けて、それまでの大会でも安定した成績を残し、自信をつけて挑みたいと考えている」(細田)。重責への不安もあるが、向上心を忘れず仲間を束ねる姿が期待される。

前主将栁平からの「全国の舞台でも自分たちの良さを発揮できるようなチームになり絶対に勝ってほしい」という思いを胸に来年も必ず全日本の舞台に立てるよう精進し続ける。(古川亜依)

※無観客試合のため、写真の掲載はございません。

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