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【弓道部】男女ともに結果出ず 関西選手権

第68回関西学生弓道選手権大会

 6月8・9日、グリーンアリーナ神戸(兵庫県)において第68回関西学生弓道選手権大会が開催された。同志社は団体戦に男女それぞれ3チーム、個人戦に男女合わせて9名が出場。個人、団体ともに入賞は逃したものの、今月末に行われる全国大学弓道選抜大会に向け多くの収穫を得られた大会となった。

 1日目、最初に行われたのは女子団体予選。同志社からはAチームとして川口(商3)、高埜(商1)、松井愛(理工2)、齋藤(文4)、Bチームとして江見(神2)、桒原(商3)、池田(GR2)、松吉(法4)、Cチームとして石原(文情4)、中村(文情2)、浦方(心理2)、橋本(社3)が、それぞれ出場。A、B、Cの3チームが決勝進出を狙い予選に挑んだ。

矢をつがえる川口

団体予選では、1チーム4射×4人の合計16射を持ち、的中数の多い上位16チームが2日目の決勝トーナメントに進出することができる。Aチームは、川口と高埜が3中を見せ計9中。同中競射に進んだものの、他大学の前に敗れ決勝には進めず。Bチーム、Cチームもそれぞれ8中、3中と振るわず、結果的に1チームも予選突破とはならなかった。「練習で当てられていた選手の的中数がガタっと落ちてしまって、もう1歩粘れば勝てていたかなと思う」(齋藤)。関西の強豪大学が勢揃いする大会で、思い通りの射ができず悔しい結果となった。

午後からの男子団体予選には、Aチームとして草野(商2)、鈴木(理工2)、福田(政策4)、長内(政策2)、鞆津(文情4)、Bチームとして山根(文情4)、川地(スポ4)、栗山(商2)、川瀬(理工2)、松井賢(理工3)、Cチームとして内藤(心理2)、松嶋(GR3)、志方(文情2)、内田(理工2)、田路(法4)が出場。Aチームは鈴木、鞆津が皆中を見せるなど、計15中。Bチーム、Cチームはそれぞれ9中、6中となり予選敗退を喫したものの、Aチームが同志社で唯一予選を突破。「調子は正直あまり良くなかったけど、15中当てると余裕(で決勝進出)だなという所で当てられて良かった」(鞆津)。翌日の決勝トーナメントに向け、第一関門を突破した。

 しかし迎えた2日目の男子団体決勝トーナメントでは、前日とは一転し厳しい展開となった。鈴木が3中こそしたものの、前日皆中した鞆津が2中となるなど計10中。関大Aに敗れ、わずか一戦で姿を消すこととなった。

弓を構える齋藤

続いて行われたのは女子個人決勝。同志社からは、オンライン予選を勝ち抜いた斎藤、川口、南岡(生命3)が出場した。個人決勝は1人1本弓を放ち、的中した選手のみが残って矢を放ち続け、最後に残った1人が優勝というサドンデス形式で行われる。1本目、団体としても出場した齋藤、川口がそれぞれ的中したものの、2本目では両者とも的を射ることはできず。「準備万端の状態で臨んで、体の状態もあまり悪くなかったので、単に実力不足だった」(齋藤)。惜しくも入賞は叶わず敗退した。

最後に行われた男子団体決勝には、山根、鞆津、松嶋、長内、草野、志方の6名が出場。鞆津は昨年10位入賞を果たしており、2年連続の入賞を目指し挑んだ。1本目、鞆津、山根、草野、志方が的中すると、2本目は鞆津のみが的中。3、4本目も難なく決め、入賞が射程圏内に入ったかと思われたが、5本目に放った射は的の外へ。2年連続での入賞は外したものの、「当てられたら良かったけど、そんなに後悔はありません」(鞆津)と吹っ切れた表情で語った。

矢をつがえる鞆津

 多くの選手が出場した今大会。結果こそついてこなかったものの、選手達の成長は如実に試合で表れ始めている。「的中的にも射形的にも成長が見られる選手が全体的に多くいた」(齋藤)。今月末に行われる全国大学弓道選抜大会まで、残された期間はあと少し。「次はしっかり全部勝って、トロフィーを持って帰ってきたい」(鞆津)。全国の精鋭が集う場でも鍛錬の成果を遺憾なく発揮し、明治神宮の杜に同志社の名を轟かせよ。(文責:黒田周良、撮影:中嶋理博)

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