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【弓道部】悔しさを味わう大舞台を経験

8月22~24日、グリーンアリーナ神戸(兵庫県)において第72回全日本学生弓道選手権大会が、8月25日に神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(兵庫県)において第55回全日本学生弓道遠的選手権大会がそれぞれ開催された。同志社は男子団体が決勝トーナメント1回戦敗退、女子団体も予選敗退。個人は近的大会に男子が6名、遠的大会に男子6名、女子6名の計12名が出場し、遠的大会で男子1名が決勝進出という結果に終わった。

決勝T1回戦、山梨大戦で皆中を披露した福田(政策4)

2年連続となる神戸での開催。全国から集った射手達の雄姿を見届けようと、会場には多くの観客が詰めかけた。初日に行われたのは男子団体予選。団体予選では、男子が5人、女子が3人で1チームを組み、チームとしての的中数を競う。同志社からは、大前から順に鈴木(理工2)、三谷(文4)、長内(政策2)、福田(政策4)、鞆津(文情4)が出場。決勝トーナメント進出を賭け、全201校の大学と本数を争った。同志社の出番が訪れたのは、競技開始から約3時間が経とうとしていた18立目。まずは大前、鈴木が最初の1射を決める。三谷が外したものの、続く長内、福田、鞆津が難なく決め順調な滑り出しを見せる。2本目は鈴木、福田が外したものの、その後は全員が緊張を感じさせない射を見せ、合計16中。長内、鞆津が皆中するなど、他を圧倒する的中数を見せ、決勝トーナメント進出を決めた。

2日目、初めに女子団体予選が行われた。メンバーは大前から川口(商3)、高埜(商1)、齋藤(文4)。全体で10立目に出番が訪れた。1本目、川口と斎藤が決めると、2本目も川口、高埜が的中させ、まずまずのスタートを切る。しかし、この日は齋藤の調子が上がらなかった。2本目以降思うように的を射ることができず、結果1中。4本目では、それまで的中を続けていた川口も外してしまい、合計6中と不本意な結果に。他大学の的中数を上回ることができず、予選敗退となった。「1人あと1本当てられたら決勝に出られていたと思うので悔しい」(川口)。決勝トーナメントに進むことはできなかったが、チームはまもなく開幕するリーグ戦を見据え前を向いた。

1年生ながら女子団体として出場した高埜(商1)

続いて行われたのは男子団体決勝トーナメント。予選の的中数によってトーナメントが決められ、初戦は山梨大と対峙した。同志社は予選とメンバーを変えず、2回戦進出を目指した。1本目、鈴木がまず的中させると、長内、福田、鞆津も続き4中。2本目も鈴木以外の4人がきっちり的中させ、予選よりも順調な入りで試合を進める。3本目以降も鈴木、福田を中心にいつも通りの射を披露し、合計14本の的中を見せた。しかし山梨大が的中させたのは、同志社のそれを上回る17本。惜しくも2回戦進出とはならなかった。「正直練習通りの的中で、相手が強かったというのが本音です」(福田)。チームとしてさらに的中数を増やすべく、レベルアップを誓った。

3日目の個人決勝射詰には男子の部で唐牛(経1)、草野(商2)、内田(理工2)、鈴木、奥田(GC4)、鞆津の6名が出場。女子の部では出場者はいなかった。「団体と個人は全く別ですので、しっかり切り替えて1本でも多くこう真ん中に当てて、 最後まで残りたい」(鞆津)。前日の団体戦の悔しさを糧に結果を残したかったが、草野が尺二2本目、鞆津が尺二3本目で敗退し結果を残すことができなかった。

男女を通じて唯一決勝射詰進出を果たした松嶋(GR4)

4日目の遠的大会には男子の部では阿佐(生命1)、内藤(心理2)、北畠(経3)、松井(理工3)、松嶋(GR3)、山根(文情4)が、女子の部では高埜、江美(神2)、桒原(商3)、石原(文情4)、齋藤、山﨑(文情4)の計12名が出場した。真夏の日差しが照りつける中、60㍍も離れた的に狙いを定める。先に行われた男子の部で松嶋が2射1中を唯一成功。1次予選を突破すると、続く2次予選で2射2中を成功させ決勝射詰まで突き進んだ。しかし決勝では1本目を外してしまい入賞には及ばなかった。女子の部では石原が1次を突破したが、2次の2中に失敗。決勝射詰に進出することは叶わなかった。

秋のリーグ戦は刻々と近づいている。男女両者とも2部リーグに所属する今季。男子は今年こそ悲願の1部昇格、女子は1部復帰を果たすため各々がさらに鍛錬を積む。(黒田周良、中嶋理博)

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