関西学生弓道連盟令和6年度男子リーグ戦
10月13日、同志社大学京田辺キャンパス弓道場(京都府)にて男子リーグ戦第4戦が行われた。同志社は大経大と対戦し、97-127で敗北。最終戦を白星で締めくくることはできなかった。
ここまで1勝2敗と負けが先行し、1部昇格の目標とは裏腹に不本意な結果が続いている男子。今試合で負ければリーグ3位、また2部残留も危ぶまれる。同志社のリーグ最終戦であり、そして4年生にとっては学生弓道最後の試合。ここまでチームを先導してきた主将も懸ける想いが強い。「しっかり勝って、勝利を目指してという点はチームにも声をかけていた」(田路)。
出場メンバーは前立から鈴木(理工2)、奥田(GC4)、長内(政策2)、福田(政策4)、後立には草野(商2)、川瀬(理工2)、小倉(商4)、鞆津(文情4)。3立目からは前立二的・奥田に代わり三谷(文4)、後立大前・草野に代わり内田(理工2)、4立目からは前立落・福田に代わり栗山(商2)、5立目からは後立二的・川瀬に代わり松嶋(GR3)が入った。
試合は序盤から大経大ペースで進んだ。1立目、前立では鈴木、後立では鞆津が皆中を見せたものの、その他のメンバーが当てきれず計18中。それまでの試合で露呈していた立ち上がりの悪さが改善されず、この日も思うような滑り出しが切れない。対する大経大は計22中。4中差からのスタートとなった。(18-22)
その後は2立目で鈴木が再び皆中、3立目では鞆津も同じくこの日2度目の皆中を見せるなど調子をキープ。また、3立目から前立二的に三谷、後立大前に内田が入り、三谷が早速3中する活躍を見せた。しかしその他の選手の的中数が伸び悩み、2・3立目合計で38中。一方の大経大は2・3立目合わせて7人の皆中者が現れ、計49中。同志社との差が次第に広がっていった。(56-71)
何とか差を縮めたい同志社は4立目から前立落に栗山を投入し、的中の増加を図った。しかし狙いとは裏腹に、劇的な的中の増加は見られず。鈴木が4立目から2立連続で的中、長内が4立目で皆中を見せるなど奮闘したものの、4・5立目合計で41中。的中の増加こそ見られたが、大幅リードをとられていた相手の足元にはあと一歩及ばなかった。大経大は最後まで勢いを落とすことなく中て続け、計127中。97-127で今季3度目の敗北を喫し、リーグ最終戦を白星で飾ることはできなかった。
最後まで後立落の座を譲らなかった鞆津は試合後「1年間どれだけ貢献できたかは分からないけれど、後ろに鞆津がいるから大丈夫だとみんなか思ってくれていたら嬉しい」と語った。一方、主将としてチームを引っ張ってきた田路は最後までリーグ戦出場が叶わなかった。チームをサポートし続けた1年間を振り返り、「鞆津が頼もしく僕の中では非常に助かっていたし、こちらも頼もしいなと思いながら見ていた」と、ともに引退する仲間への感謝を口にした。公式戦こそ終わったものの、4回生は数か月間練習には参加予定。来年以降もプレーする下級生も、チームを支え続けた先輩から多くの事を吸収し、来年始動する新チームへの礎を築いてほしい。(黒田周良)