
関西学生弓道連盟令和7年度リーグ戦(女子部)
9月28日、同志社大学京田辺キャンパス弓道場(京都府)において令和7年度女子リーグ戦、第4戦が行われた。同志社は関大と対戦。序盤から安定した的中を見せたものの、強敵相手に1歩及ばず、53-65で最終戦を落とした。
リーグ開幕戦を勝利で飾ったが、その後は黒星が重なり1勝2敗。思うような結果が出ず、苦しいシーズンとなった女子部。「とにかく自分の目の前の1本に集中しながら、思い切って楽しんでやろう」(橋本・社4)。リーグ全勝中の関大に下克上を果たすべく、熱い闘志を胸に最終戦に挑んだ。

出場メンバーは大前から高埜、浦方(心理3)松井(理工3)、川口(商4)。

後攻スタートの同志社。1立目、関大が10中し、緊張感が走る中全員が安定した射を見せつけ11中。立ち上がりから1中差の互いに譲らぬ展開となった(11-10)。
差を広げたい2立目。関大が2人皆中し14中の好的中をみせる。同志社も高埜、川口が3中と果敢に食らいつくが、結果が伸びず9中にとどまり逆転を許した(20-24)。
続く3立目も、関大の集中力は途切れることなく、14中の好的中で、同志社にプレッシャーがのしかかる。しかし、同志社も川口が4年生の意地を見せつけ、皆中。チームを勢いづけるも、差は広がり続け一気に主導権を握られる(31-38)。

巻き返しを図る4立目。高埜、浦方が皆中、松井も3中で続き、13中を記録。高的中で差を縮めたかと思われたが、関大はさらに上回る14中で差は8中に(44-52)。
5立目、最後まで食らいつく同志社だが9中にとどまり結果は53-65。最後まで圧倒的な射を見せつけた関大に追いつくことは出来ず、最終戦を黒星で終えた。

「負けてはしまったが、自分たちの持っているものを少しは発揮できた」(川口)。悔しさを滲ませつつも、自身の好的中を振り返った。この経験を糧に、続く戦いに向け鍛錬を続ける。
(文責、撮影・市原理央)