
関西学生弓道連盟令和7年度リーグ戦(男子)
10月5日、同志社大学京田辺キャンパス弓道場(京都府)において令和7年度男子リーグ戦、第4戦が行われた。同志社は佛教大と対戦し、103‐91で勝利。最終戦を白星で飾り、リーグ戦を有終の美で締めくくった。

出場メンバーは、前立から中村(理工1)、唐牛(経済2)、美舩(商1)、佐々木(文2)、後立には鈴木(理工3)、川瀬(理工3)、志方(文情3)、長内(政策3)。3立目からは後立大前・鈴木に代わり栗山(商3)、4立目からは後立二的・川瀬に代わり松下(文情2)が入った。
試合当日、雨天という難しいコンディション。じめじめとした空気の中でも、同志社は序盤から集中を切らさず自分たちのペースで試合を進めた。1立目、前立では中村、美舩、後立では志方が皆中を見せ、計24中を記録。佛教大に5中のリードを奪い、良い立ち上がりを見せた。(24‐19)
続く2立目では中村、三舩、志方が再び皆中。前立が13中と高的中を記録した一方、後立が思うように当たらず計9中にとどまる。それでもリードを保ち、中盤へとつなげた。(46‐39)

3立目では、途中出場の栗山が3中の活躍。美舩がこの日3度目の皆中を成功させるなど、1年生ながらに安定した射を見せた。中村、志方も3中と崩れず、計20中。佛教大との差を着実に広げていく。(66‐54)
4立目では、中村が再び皆中を見せ、唐牛も今試合初の皆中。「最終戦、絶対に9割乗せたいという思いで試合に臨んだ」(中村)。チーム全体で高的中を維持し、計20中を記録した同志社が完全に流れを掌握した。(86‐73)
最後まで佛教大にリードを許すことなく、安定した射を続けた同志社が103‐91で勝利。序盤から築いたリードを守り抜いた。

今試合の勝因について、美舩は「仲間を信じあい、誰かが外しても、誰かが当てる。そうした信頼関係の中で一射一射を放つことができた」と語る。互いを信じて支えあう姿勢が、最後まで崩れることのなかった集中力を生み、最終戦での勝利につながった。得た成果を胸に、次なる舞台へと歩みを進める。(小倉茉奈)