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【弓道部】関西選手権、東本が個人優勝!

6月4日、グリーンアリーナ神戸(兵庫県)で第66回関西学生弓道選手権大会男子の部(団体予選・団体決勝・個人決勝)が行われた。個人戦では東本(スポ4)が優勝。団体戦では同志社Aが決勝進出を果たし、ベスト16となった。

先月行われた個人予選から2週間。個人決勝進出を果たした東本、宮之原(スポ3)を含め、メンバー全員が個々の課題を修正し、今大会に臨んだ。

会場には300人以上の選手が詰めかけた。これまでオンラインの試合が多く、アリーナを初めて体験する選手も多数出場。観客の視線が集中し緊張感が漂う中、早速団体戦予選が開始した。

同志社からはAチームに東本、小倉(商3) 、鈴木(法3) 、竹内(生命4) 、宮之原、Bチームに窪田(理工4) 、坪井(生命4) 、鞆津(文情2) 、中西(経3) 、三隅(商4)、Cチームに川地(スポ2) 、田路(法2) 、三谷(文2) 、山根(文情2) 、井倉(経3) が起用。3チームで挑んだ。

同志社A(左から東本、小倉、鈴木、竹内、宮之原)
同志社B(左から窪田、坪井、鞆津、中西、三隅)
同志社C(左から川地、田路、三谷、山根、井倉)

予選では、5人×4射の合計20射で的中上位16チームのみが決勝へと進むことができる。「5人で一列一本までしか抜かない」(宮之原)ことを全体の目標としていた。個人競技でありながら、互いに良い流れをもたらすことを意識。しかし、本番では緊張感に呑まれ思うように引けない。皆中者を一人も出すことなく予選が終了した。結果は同志社Aが12中、同志社Bが6中、同志社Cが8中。決勝進出のボーダーラインとなった11中を満たしたのは、同志社Aのみとなった。

そして迎えた団体戦決勝。トーナメント形式に移り、関学大Aとの一騎打ちとなった。「先輩方と結果を残したいという気持ちが強かった」(鈴木)。引退へのカウントダウンが始まっている4年生に恩返しをするつもりで、下級生たちも一本一本丁寧に矢を放つ。しかし、1本目では弐的から3人連続で外し、悪い流れに。2本目では大前の東本を筆頭に的中が続くも、相手の安定した射に及ばず、13-15で一回戦敗退となった。

関学大Aと対戦する同志社A

個人決勝は予選を勝ち抜いた東本と宮ノ原が出場。外せば終わりの射詰競射で、60人もの選手が一斉に戦う。両者、尺二1本目は的中させるが2本目で宮之原が外して脱落。一方の東本は3本目も通過し、4本目からは的の大きさが八寸に変更された。

個人決勝射詰に臨んだ東本と宮之原

この時点で、残留しているのはたった13人。入賞がすぐ目の前という場面で、会場の空気が張り詰めた。相手の当てる音や外す音が聞こえ意識が飛びやすい中、東本は自分の的に集中。的が小さくなっても、3本連続的中させ見事優勝を飾った。

八寸3本目で優勝を決めた東本

ラストイヤー、早速個人として大きな結果を残した東本。関西の強敵がそろう中、実力を遺憾なく発揮した。「団体のみんながすこしでも緊張せず引けるように引っ張っていきたい」。今回の優勝に喜びをかみしめつつ、今月末の全国選抜大会に向け、チームとして自分のできることを振り返った。

整列する入賞者たち

「正直思った通りの結果が出なくて、悔しいです」(竹内)。今回優勝した東本が絶対的な分、他メンバーの実力不足が浮き彫りとなった。団体戦でも勝ち切れるためには、試合に慣れることだけでなく、チームとしての雰囲気作りを徹底していかなければならない。全国大会まで残りわずか。課題を道場に持ち帰り、ステップアップを図る。(濱田夏実)

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