3月20日、同志社大学弓道場(京都府)で令和3年度新人戦第一戦が行われた。同志社は兵庫教大と対戦し、31-27で勝利した。
昨年10月、リーグ戦をもって現4年生は引退。男子主将に竹内(生命3)、女子主将に服部(法3)を据え、新体制が始まった。初の公式戦となる新人戦では、2年生(3月時点)までが出場資格を持つ。男女混合でメンバーが構成されており、下級生たちの経験値向上とともに、チームの底上げを図っている。
初戦の相手は兵庫教大。今年もオンライン開催となり、対戦者の顔や雰囲気を確かめられない中での戦いとなった。6人立ち1人12射で競い、メンバーは海老原(商2)、鞆津(文情1)、三谷(文1)、田中(理工2) 、黒岩(法1)、井倉(経2)。2立目以降は川地(スポ1)、中畑(社1)、弓手(文情1)、山﨑(文情1)が交代で入った。
集中力を高める井倉
雨上がりの冷え込む中、試合が始まった。1立目では計11中と、半分を切る滑り出し。2立目では副将・海老原が皆中し計13中にまで巻き返すも、3立目では勢い続かず計7中にまで落ち込んだ。31-27で勝利を収めたものの、寒さや緊張で大きく的を外す場面も見られ、格下相手に納得のいく成績とはならなかった。
矢をつがえる海老原
「(チームとして)ちょっとまだ足りないかなっていうのはあります」(竹内)。弓道は、緊張や不安が矢に伝わる繊細なスポーツ。試合と練習とのギャップをどれだけ減らすことができるかが、今後の課題だと語った。
次戦の相手は佛教大。「今日の試合が活きてくる試合になるように」(海老原)、結果を真摯に受け止め、一週間修正を行う。勝負はまだ始まったばかり。一人一人が技術、精神と向き合いながら、全員で勝利をつかみ取れ。(濱田夏実)