ラクロス部(女子)
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【ラクロス部女子】終盤に勢いづくも関学大に惜敗

2024年度関西学生ラクロス交流戦

 5月14日、鶴井緑地第2球技場で2024年度関西学生ラクロス交流戦が行われた。リーグ戦までの公式戦を残すところ2つに控えた篠原組は昨年決勝戦で戦ったライバル関学大と対決したが、8-9で惜敗した。

 「前回の練習試合では同点だったので、ミーティングや練習ですり合わせて勝ち切るという思いで挑んだ」(篠原・新商4)。第1Qはドローを取られるも高見(商3)のターンオーバーからブレイクでパスをつなぐ。ゴールを囲みディフェンスの隙をついた木下(商4)が開始3分で先制点を決めチームを盛り上げた。幸先のいいスタートをきったように思えたがその後ポゼッションを維持できず1点を献上。更に残り20秒でファウルによるフリーシュートを与えてしまい、追加点を許した。

先制点をあげた木下

 第2Qではドローからゴールへ攻め込むも相手ゴーリーにボールが渡り守りの体制に。その後も相手のフリーシュートを阻み流れをつかもうとするがチャンスをものにできない場面が続いた。終盤には相手に3度のフリーシュートを許し連続得点を与え前半戦を折り返した。

 4点ビハインドで後半戦に突入し、なんとか差を埋め最終Qに持ち込みたいと臨んだ。しかし羽場由(生命2)のシュートが相手ディフェンスにより阻まれると、パスミスなどの細かいミスに目を付けられ4点の追加点を献上。しかしここで勢いを失うことなく、攻守ともに粘り強いプレーを続けた。そんな中主将の意地を見せた篠原が残り50秒でネットを揺らす。点差は大きく開いていたものの、その得点をきっかけに再びチームに火が付いた。

パスを出す篠原

 迎えた第4Qではドロワーの白井(社3)が相手に隙を与えることなく全てのドローを制し、チームにパスをつなげた。白井からボールを受け取った篠原がまず開始1分でディフェンスの網をくぐり抜けゴーリーの頭上にシュートを決める。続いて1分後に羽場遥と羽場由の息の合ったプレーにより追加点をあげた。その後8分間に渡り攻守が激しく入れ替わったが相手の一瞬の隙をついた羽場遥が2連続で得点する。粘り強さが強みの篠原組は試合を残り90秒に控えたところで白井(社3)と木下により同点に追いつく。どちらも譲らない戦いが繰り広げられる中、勝ち越し点をあげたいと挑んだが相手ディフェンスの壁を突破できず8-9で惜しくも試合に幕を下ろした。

ボールをキャリーする羽場遥

 「最後に6点連続で得点できたことは自分たちの強みなので、それを活かしつついかに第1Q、第2Qで修正して勝ち切れるチームになれるかが修正点だと思う」(篠原)。今回見つかった課題を修正し、因縁のライバル関学大との次戦に向け彼女たちの戦いはまだ始まったばかりだ。(文責・川口桃佳、撮影・近藤真子)

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