2024年度関西学生ラクロス交流戦

　5月19日、宝ヶ池公園球技場(京都府)で2024年度関西学生ラクロス交流戦が行われた。同志社は関大と対戦。序盤からテンポ良く点数を重ねると、後半も勢いそのままに19-1で試合終了。リーグ戦前最後の公式戦を白星で飾った。

　第1Q、開始早々ポゼッションを保ち、ゴール前まで運ぶと同志社の猛攻が始まる。2分、奥洞(文4)からのトスアップをキャッチした羽場遥(生命4)がすかさずシュートを放ち、先制点を獲得。勢いに乗った同志社はそこから得点を重ねる。7分にはゴール右裏でボールを保持していた羽場由(生命2)が緩急のあるダッチでディフェンスを抜き切り、そのままシュート。第1Q終盤には尾崎(文4)のフリーシュートも決まり、5-0で第1Qを終えた。

　第2Qも相手の隙を見逃さず、シュートを狙う。10分にはゴーリーからロングパスを受け取った尾崎がそのまま走り篠原(商4)にパス。ディフェンスを華麗に交わしながら放ったシュートはゴールネットを揺らした。その後またしても羽場遥の角度の良い位置からのワン、梶井(政策4)の左裏ワンなどで追加点を挙げ、11-0とさらに引き離し、前半を折り返した。

　「ここで浮かれずに一本集中」(玉置・政策3)と意気込み迎えた第3Q。開始直後相手からボールを奪い返し、奥洞と尾崎の連係プレーでゴール前まで運ぶと、そのまま鋭いシュートが決まる。終盤には2点連続でカットインシュートが決まり、17-0と大量得点で最終Qへとつなげた。

　第4Qは、これまでベンチで待機していたメンバーを積極的に起用し、総力をあげて戦う。最終Qにしてダウンボールやパスミスが目立ったものの、鉄壁のディフェンスで得点を与えない。しかし相手のゴール前でフリーシュートを獲得され、試合終盤にて初得点を献上。終了直前には岩口(政策2)の巧みなワンも炸裂し、最後は19-1で快勝を収めた。

　「まだまだ未完成ではあるが、総力戦で戦える準備は出来ている」(玉置・政策3)。8月に開幕を控えるリーグ戦を見据え、決意を述べた。昨年は惜しくも逃した全国への切符。今年こそ関西王者の座を奪還すべく、篠原組はこれからも進化を遂げる。(文責：近藤真子、撮影：湊結子)