第34回関西学生ラクロスリーグ戦
9月7日、第34回関西学生ラクロスリーグ戦第4戦が山城総合運動公園球技場A(京都府)にて行われた。同志社は立命大と対戦。先制点を取られ序盤で攻めに苦戦するも、同志社の流れをもたらし、11-5で勝利した。
昨年のファイナル準決勝で戦った立命大との対戦であるリーグ戦第4戦。ここで勝てばリーグ戦2位通過以上を確信できる試合であるため、「この試合は絶対に勝ち切らないといけない」(篠原・商4)と語った。
第1Q、ドローを奪われ立命大の攻撃から始まる。スピードに乗った相手ボールマンは積極的に攻め、ゴール前を作った。相手のミスにすぐさま反応し、同志社ボールにする。両者とも攻め続けるも得点にはつながらず、攻守交代が激しい展開となった。得点が動いたのは開始9分。立命大が華麗にディフェンスを交わし、ゴール前に切り込む力強いワンで先制された。その後同志社はフリーシュートを獲得したが決め切ることができず、1点リードを許したまま1Qが終了した。
「当たり前のことを当たり前にして点を取りに行こう」(篠原)と1点ビハインドから始まった第2Q。開始2分、尾崎(文4)が1対1を仕掛ける。クロスを大きく振りかぶり、ゴールネットを揺らした。同志社1得点目となり、チームを勢いづける1点だった。続けて木下(商4)と尾崎が追加点を上げ、3連続得点に成功。さらに築田(法1)がスピード感のあるワンでシュートを決め、会場を沸かせた。フリーシュートで点を許したものの、持ち前の修正力で巻き返し、4-2で前半を折り返した。
第3Q。スローを相手に取られたが、ダウンボールに枚数を寄せ同志社ボールにした。そのまま勢いに乗りゴールへ突き進む。篠原(商4)が相手ディフェンスに被りながらもシュートを放ち、確実に決めた。その後ミスが起きてもゴール前をしっかりと作り直すなど落ち着きを見せた同志社。安定のパス回しと強い攻め気でスコアを重ね、さらに鉄壁ディフェンスで守り抜いた。相手に得点を与えないまま5点を挙げ、9-2で3Qが終了した。
7点リードで迎えた第4Q。木下のゴール裏からの見事なワンでさらに点を引き離す。しかし相手にクリアのパス回しで同志社ディフェンスを崩され、3連続得点を許してしまう。試合終了20秒前、失点続きの状況の中、羽場(生命4)がスキルを見せつけた。スピードに乗ったままゴール前へ進み、巧みなクロスワークで鋭いシュートを決めた。その後ホイッスルが鳴り、11-5と大差をつけ勝利を収めた。
次戦は近大との試合である。「ベンチメンバー全員が活躍し、チームが成長できる機会にしたい」(篠原)。チーム一人一人が攻め方のレパートリーを増やし、しっかりと点差を離して勝てるよう万全の準備をして挑む。(文責:津田花暖、撮影:金海彩夏)