第34回関西学生ラクロスリーグ戦
11月4日に第34回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3決勝戦がヤンマーフィールド長居(大阪府)にて行われた。同志社は関学大と対戦。序盤に大きくリードを許すも、最終Qで猛攻を見せつけ。しかし、反撃実らず6-9で敗戦した。
目標とする関西制覇達成まで、あと1勝。「仲間を信じて、自分を信じて挑む」(篠原・商4)と意気込み、リーグ開幕戦に敗北を喫した関学大との1戦に挑んだ。
会場にはたくさんの観客が詰めかけ、プレー中に声を張らないと通じないほどの大声援の中始まった第1Q。開始早々、相手に強気に攻め込まれ、粘りのディフェンスを見せるもファールを与えてしまう。フリーシュートを防ぐも、そのまま相手のパスに惑わされ先制点を許す。開始4分、相手のゴール前でディフェンスを切り崩し、何とか1点を取りたい同志社は、相手のファールでフリーシュートを得るも反則を取られてしまい点数にはつながらない。その後も失点を重ね、0-4で第1Q終盤に差し掛かった、13分。90番木下からパスをもらった篠原がゴール前に切り込み相手ファールを誘い、フリーシュートを獲得すると、篠原が冷静にシュートを決める。今試合初得点を挙げ1-4で第1Qを終えた。
追いつきたい第2Q、同志社のブロッキングファールを取られ、相手ボールで試合が始まると、直後に追加点を奪われる。その後の関学大のペースにのまれ、次々とシュートを打たれるも、和多田(社4)の好セーブにより追加点を与えない。その後、7分羽場遥がゴール前で粘り、相手のファールを誘う。その後1点を返されるも、3―6で前半を折り返す。
「チーム全員がまだまだいける。焦ることなくこのままやっていこう」(篠原)と意気込んで挑んだ第3Q。両者譲らない展開が繰り広げられ、点数が追加されないまま時間が経過する。均衡を破ったのは、関学大。同志社のファールからフリーシュートを決め切ると、同志社は立て続けに3失点。3―9と大きくリードを許したまま、第3Qを終える。
後がない、第4Q。「あとはもう攻めるだけ、もう怖いものはない」(篠原)の言葉どおり、果敢に相手ゴールを攻める。開始11分、篠原からパスをもらった羽場遥がゴール正面に切り込みシュートを決め4―9。このシュートで、流れを引き寄せた同志社は直後12分。今度は篠原からパスを受けた尾崎(文4)がゴール正面から4年間の思いをのせた1球でシュートを決め、5―9。その後も猛攻を続け、試合時間残り2分。相手のファールからフリーシュートを獲得。羽場遥がこの試合3点目を決め、6-9で試合を終えた。
「この1年間全員で同じ時間を共有してやってきた。そこが私たちの強み」(篠原)だと24シーズンを振り返った。関西優勝を目の前にライバル関学大に敗れた今シーズン。来シーズンこそ全国制覇をするべく、強化の冬を迎える。(文責・奥谷陽菜、撮影・金海彩夏・早川京)