ラクロス部(女子)
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【ラクロス部女子】関関同立戦、惜しくも3位で終幕

関関同立戦

 5月4、5日に関関同立戦が立命館大学琵琶湖草津キャンパスで行われた。4日に行われた予選では、第一試合で関大と対戦。第1Qに2失点を許し、第2Qで巻き返しを図るも、あと一歩届かず、まさかの敗北を喫した。第二試合では関学大と対戦。5-2で勝利すると、立命大との第三試合でも白星を挙げる。しかし、得失点差により、翌日の試合では3位決定戦への出場となった。

 「全員で勝ち切ろう」(岩口・政策3)と切り替えて迎えた3位決定戦。立命大と対戦し、9-3と大差で勝利。全員でつかみ取った3位だった。

円陣を組む選手たち

 第1Q、ドローを制し、勢いのまま攻撃に出る。開始4分に岩口が仕掛け、力強いワンにより先制点を獲得した。直後の福岡(法3)のドローは白井(社4)の前に飛んだが取れずグラボ混戦に。白井が確実に自ボールにし、ゴール前へ突き進んだ。一人一人がゴール前へ向かう姿勢を見せ、序盤から同志社が優勢。開始7分、岩口の強い攻めでフリーシュートを獲得し、チャンスをつかんだ。フリーシュートのホイッスルがなった直後、ゴール裏で待機していた本久(法3)が相手ディフェンスの裏をついてカットアップ。岩口はシュートをしない正確な判断をし、本久へパス。スピードに乗った本久は確実にシュートを決め、会場は盛り上がりを見せた。さらに本久はゴール裏からスピードに乗ってワンを追加点を決め、同志社は3点リードとなった。続く蓑田(政策3)のドローは相手に取られ、ゴール前へ突き進まれた。ボールはゴールネットを揺らし、1点献上。「ゴーリー含め7人全員で連携して守れていないのが課題」(岩口)。その後、シュートを何度も放つが決められず、3-1で第1Qが終了した。

構える岩口

  2点リードで迎えた第2Q。同志社のアタックから始まった。開始1分、高橋(社3)が相手ディフェンスの間をすり抜け、シュートを放つもゴーリーセーブ。相手のライドとなった。相手ゴール前へ運ばれたが、同志社は相手の隙を見過ごさない。ダウンボールに人数を寄せ、松山(経2)が走り抜けてナイスグラボ。クリアを上手く運び再び攻撃に出た。「ゴール前広く使って!」とベンチからの声が聞こえると、同志社は攻め方をその場で修正。丁寧な攻めで立て直し、吉岡(社4)、鴨河(GR2)と続けてシュートを決めた。その後も同志社は果敢に攻め続ける。「一回一回の攻撃が区切れてしまっている」(岩口)。何度もチャンスが訪れたものの得点にはつながらず苦戦した。相手にシュートを放たれるも越水(商2)のナイスセーブでピンチを凌いだ。第2Qを無失点に抑え、6-1で試合を折り返した。

  第3Qはスローからスタート。序盤、相手にフリーシュートを与えてしまう場面もあったが、運よくダウンボールを拾い同志社ボールに。しかし開始2分、相手の上からのワンで得点を許してしまう。切り替えて同志社は攻撃を続ける。開始4分半、鴨河がディフェンス2枚を引き寄せながらも力強いシュートを決め、1点を返した。勢いに乗りたいところだったがクリアのミスが響き、相手ボールに。相手のライドがじわじわと効き始め、グラボの競り合いでも敗れる場面が増えた。相手のシュートは枠を外れたものの、チェイスを奪われ再びピンチに。その後ついに相手のフリーシュートが決まり、再び失点してしまった。相手に次々とディフェンスを抜かれ、シュートを放たれるが、ここは樫本(社3)のナイスセーブで阻止。しかしその後のクリアでダウンボールを奪われ、またしても相手にゴール前まで運ばれる苦しい展開となった。第3Qでは思うように得点を重ねられず苦しい展開となり、7-3で第3Qを終えた。

ボールをキャリーする白井

 最終Q、ドローを奪われ相手の攻撃から始まった。序盤、蓑田がグラウンドボールを奪うも、パスミスで再び相手ボールに。同志社はすかさず切り替え、相手のクリアに対応。髙橋がナイスグラボを見せ、攻撃につなげる。フリーシュートのチャンスを得るも得点には至らず。その後、相手ゴール裏でパスミスを誘い、中田(文情3)が素早くグラボを奪い、再び攻撃へ。パスを繋いでゴール前へ進むと、吉岡がワンを仕掛け、鋭いシュートを決めて1点を追加。相手はディフェンスのズレを突いてパスを展開しシュートを打たれたが津田(政策2)のナイスセーブでピンチを凌ぐ。開始10分、流れに乗った同志社は再びシュートを決め、さらに1点を追加。その後のゴール前ディフェンスではディフェンスを2枚で寄せてシュートを打たせず、粘りの守備を見せた。最後まで集中を切らさず、9-3で試合を締めくくった。

 「試合の始めからトップギアで、同志社の空気を作って圧勝したい」(岩口)。立ち上がりから勢いを持って流れをもたらしたいと次戦の意気込みを語った。今大会で課題に上がったところを見つめ直し、今後も自分たちのスタイルで圧倒的な存在感を放て。(文責・撮影:近藤真子、津田花暖)

 



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