2023年度関西学生ラクロス新人戦ウィンターステージ

　12月17日、2023年度関西学生ラクロス新人戦ウィンターステージ決勝トーナメントが舞州運動公園球技場(大阪府)で行われた。同志社は激戦を勝ち抜き、見事関西制覇を果たした。
　サマーカップは予選敗退という悔しい結果に終わり、そこから練習を重ねた同志社。「もう絶対優勝しようという気持ちで挑んだ」(梶崎・文1)。
　準々決勝の相手は神戸学院大。序盤から勢いに乗っていきたい同志社だが、前半でまさかの2失点。ハーフタイムを終え、後がない同志社は後半で2得点を獲得し、試合はサドンデスへともつれ込む。しかし、それでも決着がつかず勝敗の行方はコイントスに。緊張の瞬間が流れるも、運を味方につけた同志社は、準決勝への進出を決めた。
　続く準決勝の相手は京産大。準々決勝で緊張がほぐれた同志社は本調子を取り戻し、前半で3得点。後半は相手に1点を追加されたものの、3ー1と2点のリードを守り切り決勝戦へと駒を進める。

そして迎えた決勝戦の相手は予選リーグでも戦った関学大。前回は同点で終わった相手にリベンジをかける。試合は開始早々動いた。億(政策1)がディフェンスを抜きながら振りぬいたシュートがゴールネットを揺らし、先制点を挙げる。その後、関学大にゴール前でボールを回されるも、鉄壁のディフェンスで守り抜き1点リードで試合を折り返した。後半が始まり、幾度かシュートを放つものの枠外に逸れ、なかなか追加点を挙げることが出来ない。しかし、またしても億がゴール裏から仕掛けた豪快なワンで今試合2得点目を挙げる。そして終了のホイッスルが鳴り、同志社は関学大に2ー0で勝利し、見事関西制覇を成し遂げた。

　サマーカップでは決勝戦進出が出来ず、悔しい思いを経験した選手たちだったが、これまでの練習の成果が実を結んだ今大会は自信をつけた瞬間だったに違いない。次は３月に行われる全国大会に向け、また精進の日々が続く。「もちろん全国優勝を狙っていきたい」(桐山・政策1)。練習で培った巧みな技術とスピード感あふれる彼らのプレーは全国大会でも私たちを魅了してくれるだろう。(文責・近藤真子、撮影・矢部彩香)