9月8日に伏見桃山城運動公園多目的グラウンド(京都府)にて関西学生ラクロスリーグ第4戦が行われた。同志社は近大と対戦。前半はロースコアで進行し、後半に1点差まで迫られたものの追加点を奪って勝利を収めた。
「ファイナル3に出て優勝するためには、近大相手には圧倒して勝たなければいけない」(太田駿・商4)。リーグ戦後半に入り、順位の確定に向けてハイスコアで勝つことを目標に挑んだ。
第1Qから我慢の時間だった。フェイスオフから近大のポゼッションとなるも、ショットを防いでライドに持ち込む。幾度も果敢にゴールネットを狙ったがミスが目立ち、なかなかショットが決まらない。攻守を激しく入れ替えながら進み、残り時間3分を過ぎた瞬間だった。右上から左上の77番鈴木(経4)へのパスがつながると、すかさずクイックシュート。「44番谷口が良いパスをくれたので、本当に彼のおかげ」(鈴木)。見事な連携プレーが光り、先制点を奪った。
第2Qも守りの時間が長く続いたが、DFが粘り強く守って攻撃のチャンスを待った。タイムアウト後の11分、同志社のポゼッションからスタートすると右上の22番東田(商3)から裏の79番平野、さらに77番鈴木とつないで最後はランニングシュート。攻防戦を切り抜け、リードを保ったまま試合を折り返した。
試合は後半へ突入し、点差がほしい第3Q。残り4分の場面で左上の0番田中秀(文情3)が相手DFを振り切り、ランニングシュートを突き刺す。さらにその2分後、79番平野が右上からシュートを決め一時4点リードとすることに成功した。しかし近大も負けじと残り数秒まで粘りを見せ、右上から正面へ走り込んでショットに成功。クオーター終了直前の痛い失点となった。
3点差で迎えた第4Qはクオーター開始直後から反撃を受けた。左上に位置取った相手8番にゴールネットへボールを流し込まれるも、12分に再び華麗な連携プレーを披露し22番東田がショット成功。その後は10分に相手のランニングシュート、またその5分後に右上から低弾道のシュートを許し1点差まで詰め寄られる。それでも残り1分を切ったところで勝負強さを発揮。0番田中秀が本日2点目となるショットを決めると、近大がクロスチェックに失敗しマンダウンとなる。有利な展開を生かし、パスを受け取った77番鈴木がとどめのジャンピングシュートをお見舞いすると、7-4で試合終了となった。
予想したスコアに乗り切れず思ったような試合展開とはならなかったものの、ファイナル3進出へ一歩近づいた。「(阪大は)負けなしで強い相手だが、しっかり流れをつくっていきたい」(太田駿)。これまでのゲームを通して得た強みを生かし、大物食いを果たしてみせる。(文責・金海彩夏、撮影・津田花暖、益野瑛真)