ラクロス部(男子)
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【ラクロス部男子】快勝収め、1部残留決めた!

第35回関西学生ラクロスリーグ戦 1部2部入れ替え戦

11月8日、第35回関西学生ラクロスリーグ戦1部2部入れ替え戦が宝ヶ池球技場(京都府)で行われた。同志社は京都工維大と対戦。4年生の活躍が光り、チームは10-2と快勝。見事1部残留を決めた。

「とにかく未来の同志社につなげるということを意識していた」(森田・経4)。負ければ2部降格と緊張感が張り詰める入れ替え戦。会場を埋め尽くすほどの観客の声援を背に、彼らは大一番へと挑んだ。

第1Q、立ち上がりからボールを支配し、果敢にゴール前へ攻め込む。しかし、あと一歩のところで決定打を欠く。6分、味方のイエローカードで数的不利に陥るとその隙を突かれ、先制点を許してしまう。それでも、1Q終盤にはゴール付近でボールを保持していた松井(商4)が平野(理工4)へパス。息の合ったプレーから放たれたシュートはゴールネットを揺らし、貴重な同点弾を奪う。スコアを1-1に戻し、第2Qに持ち込んだ。

得点を決め、ガッツポーズをする平野

第2Q、ここから彼らの勢いはさらに加速する。開始わずか30秒、齊藤(法3)の鋭いパスを受けた平野がクロスを振り抜き、待望の追加点を挙げた。その後は、東田(商4)が立て続けに2得点を叩き込み、相手をさらに突き放す。12分には内海(理工3)が強烈な一打を放ち、5-1と理想的な展開で前半を折り返した。

内海に駆け寄る選手たち

第3Qはグラウンド全体が一体となるなか始まった。コンタクトの激しさはいつにも増し、守備陣の闘志がプレーの端々に現れる今試合。開始5分、パスカットからピンチを迎えるも、体を張った守備でシュートを許さない。16番森田の好セーブからつなぎ、前線へ一気に攻め上がる。8分、41番松井がネットを揺らし、追加点。駆け寄った仲間たちと抱き合い、拳を突き上げる。チーム全体が歓喜に包まれた瞬間だった。
その後も主将・森田の声がひときわ響く。11分には相手のシュートを防ぐ好プレーを披露。チームの士気は最高潮に達した。

パスをする東田

そして迎えた4Q。開始直後から同志社の攻撃が火を噴く。1分、66番木下がボールを持ち上がり、パスを受けた14番桐山が正面から豪快なシュート。続く2分、同志社が競り勝ちボールを奪うと、左サイドの22番東田へパスが繋がる。鋭いパスを受けた東田が突き刺すようなゴールを決めた。チームがより一層の盛り上がりを見せる中、今シーズン怪我で欠場が続く0番田中がメットを被りコートに姿を現す。スタンドからもベンチからもその名が呼ばれ、手を振って応える姿に大きな拍手が湧いた。応援の声はさらに大きくなり、チームは完全に一つとなる。5分、79番平野が飛び込みシュートを決めると、ベンチは総立ち。10分にはパスを受けた79番平野が角度のない位置から放ったシュートがネットを揺らす。11分には、0番田中がシュートを放つとスタンドから歓声が上がり、会場は熱気に包まれた。ラスト1分、相手に1点を許すも、16番森田が渾身のセーブで雄叫びを上げる。試合終了の笛が鳴るとスコアは10−2。仲間の声とともに戦い抜いた90分が、まぶしい勝利の瞬間で締めくくられた。

エンジンを組む選手たち

「オフェンスみんなで取った10点」(平野)。相手を圧倒し一部残留を決めたラクロス部男子。先輩たちの叶えられなかった夢を胸に抱き、再び関西制覇へと突き進む。(文責・撮影 近藤真子、奥谷陽菜)

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