
2025年度関西学生ホッケー春季リーグ
6月1日、グリーンランドみずほホッケー場(京都府)にて2025年度関西学生ホッケー春季リーグが行われた。同志社は合同(京大、大体大)と対戦し、1-1で試合を終えた末、SO(シュートアウト)にて5-4で接戦を制した。
2勝1敗と2部リーグの先頭に立つ同志社。「ここで勝って王座と入れ替え戦出場につなげたい」(佐伯・スポ4)。2部優勝を決定づけるため、チーム全員で最終戦に挑んだ。

第1Q、簡単にパスをつながれゴール前まで攻められる。開始3分、数的不利な状況からシュートを放たれるが、キーパー・竹本(社1)が新入生ながらに好セーブを見せた。しかし同志社も負けじと、果敢に攻める。清水(商3)が速攻に出ると、ゴール前の三好(商1)にパス。シュートを放ったが、惜しくも得点にはならず0-0で終えた。
続く第2Q。試合の主導権を握り、同志社が何度も好機を生み出す。近藤(政策3)、中村(スポ1)が自らサークルまでボールを運び、シュートまでつなげるもゴールから外れる。互いに譲らない一進一退の攻防戦が繰り広げられ、両者無得点でハーフタイムへ。

ハーフタイムでたくさんの話し合いを終えて迎えた第3Q。「自分のポジションで何をやるのか、どこがチャンスなのか再確認した」(佐伯)。開始2分、同志社の反則でPC(ペナルティーコーナー)を献上。全員の堅固なディフェンスで失点を防いだ。その後、中村がサークル内までボールを運び、数的有利な状況で細川(生命2)に送るがつながらず。9分には、再度PCを献上したが、再び守り抜き追加点を挙げられずに最終Qに移る。

ここで決着をつけたい第4Q。開始4分、下坂(同女2)が、蒲にパスをつなぐとハーフラインから独走。キーパーとの1対1に冷静な判断で、待望の先制点を挙げた。「いつもはディフェンスの選手なので、ここで1点決めてくれたのは、チームにとって大きかった」と主将・佐伯は得点シーンを振り返った。このままリードを守り切りたいところだったが、試合終了5秒でピンチの場面が訪れる。気を抜いた隙に同志社の反則で、合同がPCを獲得。最後の得点チャンスに気合いを入れて守備に入るも、失点を許し同点に。勝敗はSO(シュートアウト)に託された。

監督、マネージャーもコートに入り、緊迫感のある会場で息を呑んで見守る。1人ずつキーパーと1対1に挑み、5人目まで終わった時点で4-4と並ぶ。サドンデスの6番目は力強いストロークが持ち味の下坂。安定したプレーで、キーパーを抜き去り決め切った。続く合同が放つシュートはネットを外れ、5-4で勝利を収めた。
3勝1敗で2部優勝を果たし、念願であった王座決定戦、1部2部入れ替え戦の切符を手にした。「これまでより強い相手にチャレンジャー精神を持って、勝ちに行く姿勢でさらに成長したい」(佐伯)。格上相手に臆することなく、全員で戦い抜け。(河村柚希)
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