陸上ホッケー部(男子)
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【陸上ホッケー男子】連日の春季リーグ、敗北を喫する

6月17日、18日と続き、親里ホッケー場(奈良県)で関西学生ホッケー春季リーグが行われた。同志社は17日に聖泉大学と、18日には関西大学と対戦。結果は惜しくも両戦、敗北を喫してしまった。

体制を立て直す金田(文情3)

迎えた試合当日、第1クオーターから力強い掛け声とともに入場した同志社。選手全員が攻めるプレースタイルで戦いは進む。開始から8分、ゴール前で攻め込まれるも、チーム一丸の防衛で守り切り難を逃れた。そして残り5分を切った同志社にシュートチャンスが来る。勝利に近づく大事な場面であったが惜しくもシュートは決まらなかった。その後もシュートチャンスが両校訪れるも、互いに決め切ることは出来ない。第1クオーターは大きく進むことないまま、0-0で終了。

次の第2クオーター。相手のシュートをギリギリのところで守り切りカウンターを仕掛ける同志社はゴール前で追いつけず、惜しい展開となる。残り4分を切ったところで 11番の新井()が一時退場。ラスト1分のところで相手が選手の間を縫うようなシュートを決めるも、ゴールされるもシュートライン外からのシュートだっため無効。チームに緊張が走ったまま前半終了となった。

攻め込む矢野(法4)

ここまで点数が動かないままで迎えた後半。チームからは点を取る闘志が垣間見える。開始から何度かのシュートチャンスがあったものの得点につなげられていない同志社。しかしラスト3分をすぎたところで、相手のPCとなる。観客全員が注目する中、凄まじいシュート。誰もが同志社の失点と思ったその時、ディフェンスに入っていた金田が体を大きく使った渾身のブロック。同志社は失点を防いだが金田は足を負傷し、退場となってしまった。試合後、金田はその場面に対して「怪我してでもあの一点を防がないといけないと思った」と語った。その後もPCの危機が同志社を幾度も襲うが、見事の守り切り第4クオーターへと進む。

互いに0-0のまま最終クオーターを迎えた同志社。開始から7分、2回連続の攻め込みで惜しいシュートチャンスが続く。しかし相手の猛攻によってラスト2分のPCで得点を取られてしまう。しかし、チーム全員の目は諦めていなかった。試合再開と共に、果敢に攻める同志社。相手のシュートラインまで入り込み、平野が決死のシュート。「しっかりベンチから力試合を作ることもでき、得点も取れて嬉しかった」(平野)。そのまま耐え抜き、第4クオーターは終了。正真正銘、最後の戦いPKへと両校は駒を進めた。

しかしPKでは相手から一点しか奪えず、敗北。王座への切符を逃したこともあり、悔しさが残る試合結果となってしまった。試合を終えて主将の矢野は「試合展開的には攻めに関して自分達の練習してきた形を出せなかった点、相手のペースに飲まれてしまった点を改善していきたいです」と語った。

シュートを決めた直後の同志社

翌日の6月18日には関西大学と対戦した。昨日の悔しさから心機一転し、試合に挑む同志社。しかし第1クオーターでは2点失点から始まり、決して良いとは言えないスタートを切ってしまう。

第2クオーターでは相手への積極的な攻撃で主将の矢野さんがPCで一点を獲得。開始から11分、相手のPC。ここはなんとして止めたい局面であったが惜しくも点を取られてしまう。残り2分のところでゴール前での相手キーパーと同志社選手の一対一のチャンス。7番の堀(文2)がシュートのため飛び込むも、そのまま腕を痛め、退場。そのまま試合は続き、残り数秒のところで相手のPCとなってしまう。しかし、ここは無事防いで前半終了。この時点での試合得点は1-3で前半終了となった。

果敢に攻め込む堀

得点差が開いたまま挑む後半戦。開始から4分。同志社のミスでPCとられ、点数を決められてしまう。追い返すように残り3分で坂間の惜しいチャンス。しかしここではシュートをものにすることは出来ず失敗。その後、残り2分の状況で一点を決められてしまう。残り1分のところで同志社のシュートに向けた試合展開ができるも、クオーター終了のホイッスル。1-5で第3クオーターを終えた。

最終クオーターでは開始から3分。シュートを決められる。残り8分。ゴール前での過度なディフェンスでPCを受けてしまうが防衛。しかしそのまま点差が縮まることはなく1-6で試合は終了した。

OBからアドバイスをもらう同志社

連日続けての試合で勝利を掴めなかった同志社。試合を振り返って主将の矢野は「前日の疲れが残っている中で、自分達のベストを尽くそうと決めていたが足りない部分が出ていた試合だった」と語った。また二週間後の入れ替え戦に向けて、技術面だけでなく気持ちの面でチーム一丸となって次戦で勝利を挙げたいと、入れ替え戦で主将として最後の試合となることへの強い意気込みを教えてくれた。次戦へ向けて弛まぬ努力を重ね、1部リーグ残留と今チームでの初勝利を掴み取れ。(撮影・文責:倉田蓮大)

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