5月5日、令和6年度関西学生ホッケー春季リーグが立命館大学O I Cフィールドで開催された。相手は好敵手の中央大学。序盤に先制点を取られるも、同点に食らいつき、S Oで勝利となった
晴天の中始まった第1Q。互いに攻防戦を続けながら、開始から4分。相手のPCとなるも、ここでは失点は逃れピンチを乗り越える。
その後、両者譲ることなく果敢に責めあっていたが、自陣で反則が取られS O。そのまま先制点を奪われ、0-1。残り2分で再びPCが同志社を襲うも、チーム一丸でセーブ。0-1で耐え抜き、第1Qが終了した。
続く第2Q。開始から3分、相手の隙を縫いシュートチャンスを生み出した同志社だったが、惜しくも得点には繋がらなかった。第2Q終盤から両者シュートチャンスを生み出せず、試合は展開したのはラスト30秒を切った場面。中京大の猛攻に押しやられ、失点の危機。結束したディフェンスでシュートモーションを取った瞬間でクォーター終了。同志社は1点差で押え続けることに成功し、次クォーターにバトンを繋いだ。
10分のレストを終え、第3Q開始。開始8分、相手の猛攻からオフェンスに展開しシュートチャンスを作ったのは5坂間(商3)。「貰ってからゴールまでは絶対に繋げると決めていた」(坂間)グラウンドで流れをいち早く読み取った13工藤(法2)が軽やかなパスを受け取り、相手ゴールに力強いシュートで成功。同点に持ち込み、同志社の士気は一気に高揚した(1-1)。
ラスト3分を切り、相手の攻撃も全体のディフェンス力でカバーする。さらに追い上げ、PCを勝ち取りシュートチャンス。坂間が再び挑むも点数には繋がらず、第3Q終了。
同点で迎えた第4Q。PCも含めたゴール付近でのピンチもキーパー塚野(生医3)が卓越したセーブを連続して決め、チームに大きく貢献した。「技術面はもちろん、瞑想でメンタルケアしていた」(塚野)。その後、工藤が独走のシュートチャンスも失敗。その後、カウンターで猛攻を受ける同志社であったがPCも止め切り同点のまま終了。S O対決に進んだ。
会場が沸き立つ中、始まったS O。点差負けしている状態のまま進んでいたが徐々に点差は追い越し、勝利。
「技術的な面ではすごい押されてた。僕たちらしく、粘って粘って勝利をつかみ取ったホッケーができて良かった」(金田・文情4)。今年初のリーグ1回戦を白星で終え、次戦の名古屋大戦、行先の1部リーグ再昇格へ着実に進み始めた同志社。負けることのない勝利への執着心で、グラウンドを縦横無尽に駆けろ。