
6月15日、瑞穂ホッケーグラウンド(京都府)で2025年度関西学生ホッケー春季リーグ戦第3節が行われた。同志社は神戸大と対戦。序盤に硬さが見られたものの、着実にリズムをつかみ、4-0で快勝。「失点もなくいい試合だったと言える」(冨田・法4)。攻守にわたり主導権を握った今大会で、春季リーグ戦3連勝を遂げた。
第1Q、立ち上がりは互いに探り合う展開となった。開始2分、同志社はゴール前でチャンスを作りシュートを放つも、相手GKにセーブされた。攻撃の姿勢を見せ続け、PC(ペナルティーコーナー)を獲得するも、決まらなかった。その後立て続けにPCを得てチャンスをつかむが、同志社のミスと相手の守備で得点には至らなかった。前線でのボール奪取やライン際の攻防が続き、相手ゴール前でのプレーが増えたものの、両者得点にはつながらず、0-0で第1Qを終了した。

試合が動いた第2Q。序盤は互いにパス回しをする落ち着いた展開が続く。開始5分、同志社の惜しいシュートを放ち強い攻撃で流れはやや同志社へ。その後PCを獲得。これをしっかり決め、待望んも先制点を奪った。続けて残り1分半に差し掛かったところで坂間(商4)の鋭いシュートを放ち、追加点を獲得。ゴールの際を狙った正確なシュートで会場を沸かせた。

第3Q、同志社のペースで攻め、立て続けにPCを得るも決まらない。しかし、相手の攻撃を素早く封じ、自陣に攻め込ませない守備を見せる。中盤には工藤(法3)が勢いのあるシュートを放ったが、惜しくも枠外。それでも相手に流れは渡さない。試合終盤に冨田がドリブルで相手DFを華麗に交わして豪快なシュートを突き刺し、3得点目を挙げた。

最終Qでも相手に隙を見せなかった。序盤から攻め込み、1点追加。守備面では相手に与えたPCを2度凌ぎ切る。パスミスからピンチを招く場面もあったが、好セーブで失点を許さない。安定な試合運びで4-0で勝利を収めた。
「立ち上がりからいい流れで攻めることができた」(冨田)。日々の練習の成果を最大限に発揮でき、チームの得点力や個人の技術が光った今大会。今後の戦いに向けて大きな自信となる一戦だった。(津田花暖)