2025年度関西学生ホッケー秋季リーグ戦
11月8日、親里ホッケー場(奈良県)にて2025年度関西学生ホッケー秋季リーグ戦第3節が行われた。同志社は阪大と対戦。前回の甲南大戦でSOの末に敗北を喫した同志社。「この試合で必ず勝たないといけない」(宇野・社3)。ここで勝たなければ入れ替え戦への出場は遠のいてしまう大事な一戦だった。
「インカレではいい試合ができていたが、今回はチームが少しふわっとしていた」(宇野)。序盤にリードされ、苦しい展開からなかなかうまく攻めることができなかった。結果は1-3となり、惜しくも敗れてしまった。

前半は苦しい立ち上がりとなった。第1Q(クオーター)は序盤から相手にペースを握られ、PC(ペナルティコーナー)で何度もピンチが訪れた。最初のPCはポストに弾かれたものの、続く2本目で先制点を許した。その後も自陣でのパスミスから再び失点。攻撃ではシュートまで持ち込む場面も見られたが、得点には至らず、0-2で第1Qを終えた。
第2Qに入ると、互いに一進一退の攻防が続く中、7分にはPCを獲得するも決めきれなかった。しかし開始9分、相手のパスミスを逃さず鋭く反応し、坂間(商4)のパスから流れをつくった。鋭いパスは惜しくも通らず、シュートにはつながらなかった。終盤にPCを得たが、相手守備陣に阻まれ追加点はならなかった。

スコアがなかなか動かないまま進んだ第3Q。両者とも集中した守備を見せ、チャンスを作れない時間帯が続く。だが開始9分、ついにPCを決め1点を取り返した。その後、相手にフリーの場面を与える危険なシーンもあったが、守備陣が粘り強く対応。ゴール前でのチャンスを生かせない場面もあったものの、最後まで諦めず戦い抜いた。
最終Qでは開始3分にPCを与えてしまい、正面からのシュートを決められた。再び突き放されたが、その後、宇野からのパスを起点に敵陣深くまで攻め込みPCを獲得。中野(商2)がシュートを放つも、相手ゴールキーパーに阻まれた。さらに坂間がゴール付近までボールを運ぶが、わずかに横へ逸れ得点とはならなかった。終盤にも果敢にゴール前へと攻め込むが、相手DFの堅い守りに阻まれ、残り5分のPCチャンスも決めきれなかった。ラストは中野が単独で中盤からドリブルで切り込み、最後まで攻撃の姿勢を見せ続けたが、追加点は奪えず1-3で敗北となった。

「PCを決めきれなかった」(宇野)。チャンスをものにできなかったことが課題に上がった。次戦で勝たなければ、入れ替え戦出場の可能性はなくなり、1部昇格の夢は途絶えてしまう。次の日に控える名古屋大戦では必ず勝利し、チームに再び勢いを取り戻すと誓った。(津田花暖)