2025年度関西学生ホッケー秋季リーグ戦 入れ替え戦
12月7日、甲南大学ホッケーフィールド(兵庫県)にて2025年度関西学生ホッケー秋季リーグ戦入れ替え戦が行われた。同志社は聖泉大と対戦。序盤で先制を許したものの、後半に勢いを取り戻し、一気に試合の流れを引き寄せた同志社。「今まで1年間頑張ってきた成果が出せた」(宇野・社3)。4-1で白星を上げ、3季連続で逃していた一部昇格を果たした。

「積極的なプレッシャーで序盤から波に乗ろう」(宇野)。初めから攻撃の姿勢を見せようと挑んだ第1Qであったが、開始7分、PCから失点し0―1と追いかける展開となった。しかし9分には相手のPCをDF陣が集中して防ぎ、追加点を許さなかった。攻撃を受け押し込まれながらも、1失点で切り抜けた。
得点を決めたい第2Q。開始3分のPCをはじめ、同志社は立て続けにチャンスを作った。6分には坂間(商4)が自陣から一気にドリブルで持ち上がるなど、攻めの姿勢を崩さない。しかしシュートにはつながらず、得点には至らなかった。得点は動かないまま試合を折り返した。

第3Q、PCを獲得し勢いづくと、開始4分に正面からのシュートが決まり、同点となった。観客席から大歓声が上がり、会場の空気が一変した。その後もPCを重ねて追加点を狙うが、相手守備に阻まれ追加点には至らない。残り時間が迫ってくる中、チャンスの場面でシュートを放つも枠外に終わり、1-1で第3Qを終えた。

最終Q、同志社は序盤から積極的に攻め続ける。開始5分、ついに逆転の追加点が生まれ、会場は一気に沸いた。その後も6分にPCを獲得して攻め込むなど主導権を掌握。11分には冨田(法4)が敵陣中盤から一気に持ち込み3点目を奪う。さらに残り1分、奥田(政策2)が守備の隙を逃さずシュートを決め、連続得点に成功した。最後まで攻撃の手を緩めず、試合を決定づけた。
序盤は苦しい展開となったが、後半に見せた攻撃力と集中した守備が勝利を呼び込んだ同志社。特に3Q以降の切り替えとチーム全体の必ず勝つという姿勢が光った。4-1という快勝でシーズンを締めくくり、ついに念願の1部昇格をつかんだ同志社。選手たちの努力と成長が形となった一戦だった。(文責・津田花暖、撮影・礒川紘花)